オープン1周年を迎えたパティスリー キャロリーヌ、午前中から客足が途絶えることなく、すっかり地元のパティスリーとして定着した感じです。生菓子は種類が多く、焼き菓子やヴィエノワズリーも充実。全体的にフルーツを使ったお菓子が多く、ショーケースの中はとても色鮮やかで華やかな印象です。一段高くなっている厨房では多くの職人さんが忙しく仕事をしている姿が見られ、中川二郎シェフは店内と厨房の両方に気を配っている様子。販売の方もコックコートを着て、お菓子の説明もわかり易く丁寧な対応をしてくれます。元製菓学校の先生だった中川シェフは若手を育てることも力を入れているとのこと。そんな中川シェフの元からは、美味しいケーキだけでなく、素晴らしい職人さんも次々に生まれることでしょう。 今回は夏向きのお菓子を選んでみましたが、どれも食べやすく素直な味。こんなお店が近くにあったら、きっと何度も通ってしまいそうです。(2004.8)



←お誕生日ケーキを予約すると、このボードに名前を載せてもらえるそう。
店の脇に取り付けられたもの。→
店の前の素敵な並木道が「キャロリーヌ通り」になる日も近い?




アンヌ anne    \367

スイカのゼリーをクラッシュしたものと、グレープフルーツムースの組み合わせ。ゼリー部分は素材の味を活かし、甘さを抑えたさっぱりとした仕上がり。クリーミーなムースは、グレープフルーツのほのかな苦みが、いいアクセントになっています。
チェリー thielly  \399

バニラの風味がはっきりとしたババロアの表面を覆うのは、フルーツグラタンをアレンジしたもの。各種フルーツととろりとした濃厚なディプロマットクリームは、誰からも好まれる組み合わせです。
エテ ete    \367

淡雪のように軽いココナッツムースと、味がしっかりとした濃厚なマンゴームースの二層仕立て。表面を飾る少し酸味のあるゼリーがキラキラとして、フルーツと共にシンプルなお菓子を引き立てています。
カトリーヌ Catherine    \367

リュバーブのコンポートがたっぷり詰まったタルト。コンポートの下には薄くビスキュイが敷いてあり、タルトのサクサク感を損なわない工夫がされています。表面には生クリームを絞り、フリーズドライのストロベリーの粉末をふりかけてあります。

レイヌ reinne    \399

赤モモのムースの中に、白桃のコンポートと赤ワインのシロップを打ったビスキュイが入ったケーキ。赤モモのムースは甘酸っぱく濃厚な味で、さっぱりとした白桃とのバランスが好印象。この時期は、どうしても桃のお菓子に手が伸びます。





住所東京都練馬区春日町6-10-28
TEL&FAX03-3926-0711
営業時間10:00 〜 19:30
定休日水曜日(祝日を除く)
アクセス 都営大江戸線練馬春日町駅から徒歩8分
URL http://www.patisserie-caroline.com/