オ・グルマン・カプリシューからシェ・トラ(トラの家)へ。吉祥寺で人気のパティスリーが、今年の1月、名前も新たに生まれ変わりました。シェフの杉本都香咲さんは、今から10年ほど前に吉祥寺で始めた教室メザンファン・カプリシューが評判を呼び、2006年には吉祥寺の別の場所にパティスリーオ・グルマン・カプリシューをオープン。その後お店はしばらく後輩に託していましたが、再び「シェ・トラ」として再スタート。お菓子作りも教室もこのシェ・トラから発信していくことになりました。でも、何故、トラに?
「実は祖父がつくった和菓子屋『とらや椿山』の名前を使わせてもらったんです。そして、ロゴマークはトラと椿に。以前はフランス菓子をメインにやっていましたが、『シェ・トラ』ではフランス菓子という枠にとらわれずに、素材を活かしたお菓子を作っていきたいですね」。ショーケースに並んでいるのは、シンプルでベーシック、それでいて温かく語りかけてくるようなお菓子たち。教室で人気の高いお菓子が新作として並ぶこともあるというから楽しみです。食べて学んで・・・他にはない使い方ができそうです!
(2010.08) 




シェ・トラロール
¥360

茶色がかった生地は、なんと焦がし醤油入り!口に入れるとふわっと独特の香りが広がります。しっとりしつつほろっと崩れるような生地の質感とコクのある生クリームとの組合わせも印象的。上品な甘じょっぱさが癖になりそう。



リュバーヴとココナッツのシャルロット
¥450

リュバーヴのムースとココナッツのムースというちょっと意外な組み合わせがおいしい。リュバーヴの酸味が生クリームやココナッツのミルクの甘みに包まれて優しい味わいに仕上がっています。空気を含んだビスキュイはさっくりふんわり。スッと口溶けがよく軽やかです。



タルト・シトロン
¥420

たっぷり絞ったメレンゲの下には、色鮮やかなレモンクリームが。土台のパート・シュクレは厚めでしっかりとした存在感があります。ほわほわとキメ細かいメレンゲに滑らかなクリーム、カリカリのパート・シュクレと、食感のリズムが楽しい一品。



胡桃のチョコレートケーキ
¥420

ふわふわと軽いジェノワーズにふんわり泡立てたチョコレートクリーム。軽さの中で、生地に入れたクルミのコリコリ感が弾けます。チョコレートは苦味や酸味が控えめで食べやすいタイプ。子供にも喜ばれそうな味わいです。


アマンディーヌ・カシス
¥380

薄く敷いたタルト生地にカシス入りのアーモンドクリームを詰めて焼いたもの。素朴ながら、しっとりとしてコクのあるアーモンドの味わいが楽しめるところが魅力です。トップにコーティングしたカシスジャムの酸味がアクセントに。






シェ・トラ
住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町3-7-2 1F
TEL0422-72-4712
営業時間11:00〜20:00
定休日水曜・木曜
アクセス JR中央線、京王井の頭線 吉祥寺駅より徒歩7分




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