2005年3月25日にオープンした「ショコラティエなかたに」は、関西の洋菓子を語るときには欠かせない存在の「なかたに亭」の中谷哲哉さんが、念願かなってオープンさせたというショコラティエ。「テオブロマ」の土屋公二シェフから、「ショコラティエなかたにのボンボンはおいしいよ」という話を伺っていたので、大阪にいくときはぜひ寄ってみたいと思っていました。一瞬、通り過ごしてしまいそうになる外観は、普通のお店とちょっと違うことを予感させます。そう、そこはまるでパリのアパルトマンのよう。ビルの入口から徹底してこの雰囲気を作り出した中谷さんのこだわりに、まず脱帽。いよいよお店に入ると、しゃれたフランス映画に出てくるような空間が広がります。そして、ワクワクしながらあやうい階段を降りると、そこには、きらきら輝くボンボンや、ジャムや、タブレットなどが並び、ショコラ一色の世界が広がります。地下のこのちょっとヒヤッとした空気は、ショコラへの愛情の現れでしょうか。そして、店内に飾られた斬新なイラストやお店のロゴマークに使われているイラストは、シェフの友人のドミニク氏というフランス人の画家のもの。すべてが日常の、でもどこかセピア色をしたようなフランスが感じられる本当に素敵なお店なので、皆さんもぜひ出かけてみてはいかがですか。 (2006.06)





八重山   
\210

練乳と黒糖を練り合わせたようなガツンとした甘みでとてもミルキーな味わい。キャラメルのような風味で誰からも好まれそう。
シトロンヴェール  
\210

ビターでまったりとしたチョコレートに、フレッシュなライムの酸味が効いています。力強い味わいで「スポーツの後にいいかも?」という意見も。

エクアトール
\210

エクアドル独特のフレーバーで、全体にスモーキーな感じ。どこかコーヒーのような香ばしさと苦みと酸味が口の中に残ります。
ライチ
¥210

カカオの香りがダイナミックで強い風味の中に酸味と苦みが広がっていきます。その中で、ライチの風味もしっかりと主張していて、後味が何故かすっきり。
花椒
¥210

かなりしっかり効かせた山椒は、口の中がしびれるほどのインパクトの強さ。逆にまったりしたガナッシュはわりとカカオの風味が強くないので、山椒の風味がストレートに楽しめます。
サブレ・オ・ゼピス
\735

粗めの食感でザクッとした生地は、ミルキーな甘さとバターの香り。その中に胡椒のピリッとした辛さ、アニス、ジンジャー、シナモンなどのエピスの香りが余韻となって膨らんでいく感じ。




ショコラティエ なかたに
住所 大阪府大阪市中央区鎗屋町1-4-1 鎗屋アパートメント1F、B1
Tel&Fax06-6943-0023
営業時間11:00〜19:00
定休日月曜
アクセス
その他なかたに亭 本店
大阪府天王寺区上本町6-6-27
06-6773-5240