チッチョ・パスティッチョ 

北海道・函館にあるイタリアのお菓子を中心にした『チッチョ・パスティッチョ』。オーナーシェフは大桐 幸介さん。子供の頃からイタリアの車が好き…とにかくイタリアにあこがれていて、イタリアに行きたいと思っていたと熱く語るシェフ。最初はコック志望だったが、大学卒業後、自分の好きだったケーキ屋さんに就職。その後イタリアに渡り、レストランや菓子屋などで修業を積んできたそうです。はじめはイタリア菓子を出そうなんて意識していなかったが、周りのお客様たちの「イタリアのお菓子屋さんなんでしょ」という声を聞いて、自然とイタリア菓子が中心になっていったそうである。「今後はイタリアの粉を使って全てのお菓子を作ってみたい。また、レストランなどで皿盛りで出されるデザートのようなお菓子を、小さなお菓子として表現していきたい。」と語る大桐シェフ。日本の素材を上品に生かした、イタリアのお菓子が店内を彩っている『チッチョ・パスティッチョ』へぜひお出かけください。(2001年6月)

シュークリーム  ¥150

クランチアーモンドをシュー生地にトッピングして焼き上げています。フランスの粉を使ったシュー皮は薄く香ばしく焼き上げられ、粉の味わいがしっかりと伝わってきます。カスタードはトロッとしていて、素材の美味しさが感じられます。
イゾラ  ¥320

イタリア修業時代の懐かしい味を再現したというお菓子。ココナッツリキュールの入ったきれの良い甘さのメレンゲが、とろけるようなバナナのプリンを引き締めています。カラメルのほろ苦さもいいアクセントになっています。上にトッピングされているスライスアーモンドのローストも香ばしさをプラスしています。
ズッパイングレーゼ  300円

イタリアでズッパイングレーゼという名前のお菓子は、大きなボールにつめられていてスプーンですくって皿もりして食べる家庭のデザート。お持ち帰りできるようにとの発想で持って帰れるようにと生み出したもの。バタークリームとアングレーズを合わせたクリームがこくがある。フランボワーズのシロップがうたれたピスタチオの軽い食感のスポンジ、マラスキーノが効いていて美味しい。
赤いオレンジとチョコレートのムース  ¥300

地元の果物屋さんが「この赤いオレンジを使ってケーキを作ってほしい!」と、持ってきたことから生まれたお菓子。オレンジのさっぱりとした甘酸っぱさと、チョコレートのまったりとした甘さがマッチしている。
ズコット  ¥300

食感が楽しい。カラメルムースの中にアーモンドとチョコレートのクランチチップが入っている。ナッツをチョコレートでコーティングしているのは、ナッツが湿気らないようにとの心使いから。表面のチョコレートのグラッサージュもきらきら光って美しい。

住所北海道函館市花園町22-26
TEL0138-53-8502
営業時間10:00〜20:00
定休日水曜日定休
アクセス函館市電深堀町よりバス「花園稲荷神社前」下車
その他喫茶あり