以前、パナデリアでも紹介させていただいた横須賀の「プティ コリーヌ」というケーキ屋さんを覚えていらっしゃいますか? その「プティ コリーヌ」が、茅ヶ崎に移転するということで、昨年の夏いったん閉店してしまったときは、横須賀の方たちはさぞやがっかりしたことでしょう。そして10月1日、店名も「パティスリー コリーヌ」とちょっと変えて、茅ヶ崎での再スタートを切ったオーナーシェフの大野能誉さん。大野さんは東京代官山の名店「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」出身の実力派。ここ「パティスリー コリーヌ」に並ぶお菓子たちも、生ケーキは美しく、焼菓子も本当に幅広い品揃えで選ぶのが楽しくなります。店先の黒板に書かれたお店からのメッセージも、お店の外にあるベンチも、もちろんお店自体もとてもかわいらしく、ドアを開けるのが楽しみになります。そしてその扉の向こうには、確実においしいお菓子が待っていてくれるケーキ屋さん。そんなお店がやってきてくれて、茅ヶ崎の人にまたひとつ幸せが増えましたね。(2007.3)



苺のミルフィーユ
¥350

バターの風味たっぷりのパイは、サクサクッとした食べ応えのある生地に仕上がっています。トップに飾られた生クリームはとてもミルキーなおいしさ。中に挟まれたカスタードクリームも、やさしいのにどこか筋が通ったきりっとした甘さとコク。苺の酸味もバランスがよくて、とてもおいしいミルフィーユです。

カフェオレ
¥300

とても几帳面なレイヤーのケーキです。一番上のバタークリーム、間にサンドされたカフェクリームとダックワーズ生地、そしてしっかりとキャラメリゼされたクルミの入ったプラリネクリーム、どれもバランスがよく、洗練された味わいを生み出しています。トップに飾られたキャラメリゼされたクルミのかりかりっとした香ばしさもいいアクセントになっています。

フランボワーズ
¥300

オーソドックスな作りこみに見えるケーキだけど、実はビスキュイ生地の中には、生クリームと、フランボワーズをまぶしたビスキュイ生地のようなサクサクした食感のものが入っています。トップのフランボワーズジュレのきりっとした酸味とムースの部分のほどよい酸味が生クリームでまろやかになり、ビスキュイ生地の口溶けのよさと重なって、軽くすっきりいただけるのがうれしい。

アプリコット
¥320  

ふんわりとしたアプリコットのムースは、そんなにアプリコットの風味が強くないのですが、実は中にもアプリコットそのものが隠れていて、いっぺんに口にいれるとアプリコットの風味がふわっと口の中に広がります。上にしかれたアプリコットのジュレの酸味もきりっとしているので、これもいいアクセントになっています。そしてまわりのビスキュイに入っているアーモンドスライスの食感とコクと、軽く香るリキュールの味も楽しめます。

シュークリーム
¥180

塩気の効いたシュー皮の中に、生クリームが入ってコクのあるカスタードクリームがたっぷり詰まっています。小ぶりに見えるけど、これで180円は安い!と思ってしまうほどのクリームの量と質で、うれしい!




パティスリー コリーヌ
住所 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北2-4-46
TEL0467-58-1253
営業時間10:00〜19:00
定休日月曜日(祝日の場合は翌日)
アクセス※鉄砲通り沿い