パティスリー デフェール

お菓子屋さんの激戦区たまプラーザ。開放的なカフェスペースでくつろぐお客さまを見ると、デフェールが地元に密着したお店として、この地にすっかり定着した感じがします。今回はバレンタイン直前の忙しい時期の訪問となりましたが、チョコレート作業途中の安食シェフにお話を伺う事が出来ました。写真ではクールな印象の安食シェフですが、実はとっても素敵な笑顔の持ち主。お菓子のことを質問すると、優しく、そして熱く語ってくださいました。今回は、シェフのケーキの説明をおりまぜてご紹介します。(2004年2月)

ショートケーキ \380

ふんわりしたジェノワーズと生クリームの口溶けがとても良く、下に薄く敷いたパティシエールが最後に口の中でふっと溶け、幸せな風味が広がります。ジェノワーズの配合は一般的とのことですが、産みたて玉子で使うことでこの美味しさが生まれるそう。軽さとコクを兼ね備えた、バランスの良いショートケーキです。
ムラングシャンティー \420

2枚のメレンゲの間に、甘さ控えめのシャンティーがたっぷり。卵白臭さが一切無いメレンゲは、キメが細かく口の中でサラサラと溶けていくタイプ。低脂肪の生クリームを使ったシャンティーと一緒に食べると、甘さが中和されてさっぱりした食感。とてもシンプルなお菓子ですが、シャンティーの表面にうっすらとコクを出すための魔法がかかっているんですよとは、安食シェフの弁。さて、その魔法とは? 皆さんもご自分で試してみてください。
ガウディ \500

土台の渋皮煮入りのマロンパウンドに黒蜜のシロップを打ってあり、きな粉入りのマロンクリームの内側は、シャンティーとキャラメルミルクチョコのクリーム。単体だと「自己主張が強すぎるかな?」と思うそれぞれのパーツが、キャラメルミルクチョコクリームを仲人として上手にまとまっています。土台のパウンドはとてもキメが細かくふんわりとしていて、これと同じ生地を使ったものが焼き菓子として売っているとのこと。
ミルフィーユ \380

一層ずつが、しっかりとしているフィユタージュは、キャラメルの風味がしてとても美味しい! バターの入ったパティシエールは玉子とバターのコクがあり、舌触り・口溶け共に大満足。苺の酸味がアクセントになっています。次回は是非作りたてを食べてみたいなぁ。
パリブレスト \280

とても香ばしく大人っぽいパリブレスト。中のクリームはチョコレートを前面に押し出した味で、甘さ控えめ。滑らかな舌触りです。比較的甘みが少ないので、キャラメリゼされたヘーゼルナッツの甘さが際立ち、食感も楽しめます。

住所 神奈川県横浜市青葉区美しが丘1−5−3
TEL 045−901−3911
営業時間 10:00〜20:00
定休日  水曜日
アクセス 東急田園都市線たまプラーザ駅より徒歩3分