久しぶりに、たまプラーザのデフェールにお邪魔してきました。パナデリアでも、今までに何度も紹介させていただいたデフェールですが、昨年シェフが代わってからは初めて。そんなわけで、今回は、初めて行くお店のつもりでいただいてみました。2008年7月からシェフ・パティシエを務めるのは、豊長雄二さん。地元神奈川県出身の豊長シェフは、ヨーロッパで数多くのお店で修業され、帰国後はパティシエとして、また専門学校の講師としても活躍していた方です。そして、「フランス滞在記 あるパティシエの5年間の記録」という本の著者でもあります。また、フランスでの研修中に、日本ではまだ耳慣れない名前ではありますが、「コンパニョン・ドゥ・トゥール・ド・フランス」(フランス遍歴同業者組合)に、日本人で始めて加入を許されたという輝かしい経歴の持ち主でもあります。店内に入ると、以前と変わらないデフェールらしいケーキの中に、豊長シェフのオリジナルのケーキが並び、どれを選ぼうかショーケースの前で行ったり来たり。パワーアップしたデフェール、これからの気持ちのいい季節に、たまプラ散歩を兼ねて訪ねてみてはいかがですか。(2009.06)



カラメルシトロネル
\500

豊長シェフオリジナルのケーキは、ミルクチョコにレモンを合わせた夏仕様のチョコレートムースです。少し固めのビスキュイで、センターには爽やかな酸味のトロッとしたキャラメルソースが。食感の違いが楽しめます。

トゥーロン
\480

豊長シェフが思い入れのあるというフランス南西部、地中海に面したトゥーロン地方から名前をとったこのケーキは、はちみつを使ったムースにナッツ、杏の組み合わせ。しっかりとした杏の酸味と香りが効いています。果肉も入り、リッチな味わいです。底に敷いてあるナッツのガリガリとした生地は、ザックリと食感がよく、いいアクセントになっています。
シュープラリネ
\350

塩気の効いた香ばしいシュー生地に、プラリネ味のクリームがたっぷり。一見、ボリュームがありそうな感じですが、食べてみると意外に軽く、あっさりしています。シュー生地は、さっくりとして口どけもよく、トップに飾られたキャラメルがけのナッツが香ばしい。
シブスト
\470

このシブスト、なんとグレープフルーツが使われているのです。しかも、そのグレープフルーツがダイナミックにゴロゴロ入っています。伝統的なフランスのケーキをデフェール流にアレンジしたシブストは、ライチの風味も爽やかで、これからの季節にもぴったりです。




パティスリー デフェール
住所 神奈川県横浜市青葉区美しが丘1−5−3
Tel045−901−3911
Fax045−901−3155
営業時間10:00〜20:00
定休日水曜
アクセス田園都市線たまプラーザ駅より徒歩3分
URLhttp://www.deffert.com/



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