ここは以前「パティスリー マディ」で活躍されていた桜井修一シェフが独立してオープンしたお店。三軒茶屋からちょっとノスタルジックな雰囲気の残る世田谷線に乗り、降り立ったところは昔からの住宅街と商店街が混在するエリア。「マディ時代の桜井シェフのイメージとは大分違う雰囲気だなぁ。」と感じながら歩くこと数分、そこには、紺と白を基調に、シンプルさと個性が共存したようなお店がありました。店内は幅広い年齢層のお客様でにぎわっており、桜井シェフはご近所らしきおばあちゃまとお話中。何ともその雰囲気がほのぼのしていて、桜井シェフのお人柄の良さを感じたのでした。

ケーキのラインナップは、シンプルなフランス菓子からシェフのオリジナリティー溢れるものまで幅広く、焼き菓子の種類の多さにも目を見張ります。また季節限定のお菓子もあり(今の時期は桜シリーズ)、何度行っても新しい発見がありそうな予感。さすが、桜井シェフ、人の心をくすぐるツボがわかっているなぁ・・・と感心しながら、店を後にしたのでした。


エミスフェール ¥399

桜井シェフのスペシャリテという、無花果のムースとピスタチオのバヴァロアが二層になったプチガトー。UFOのような形が個性的で、ショーケースの中でも目を引きました。無花果とピスタチオは共に個性が強く難しい素材ですが、空気をたっぷり含み軽い仕上り。無花果のプチプチとした食感が良いアクセントになっています。
タルトシトロン ¥336

「レモンクリームの酸っぱさが苦手!」という方にも食べて頂きたいタルトシトロン。酸味と甘味は程々に控え、バターも軽い味わい。タルトのサクサク感も楽しく、特に夏に向かって食べたくなるお菓子です。
オペラ ¥462

層が真っ直ぐ均一なことと、”Opera”の文字がとても綺麗に書かれていたのに一目惚れ。コーヒー風味のバタークリームはふわっとして口溶けが良く、コーヒーシロップは洋酒を使っていないので食べやすい味。全体的な味のバランスも絶妙で、「もうひとつ食べたい!」と思うオペラに久しぶりに出逢えました。
キャトル ソルト マカロン ¥315

バニラ・ピスタチオ・フランボワーズ・チョコレートの4種類の盛り合わせ。外はカリッ、中はもっちりとしたマカロンで、後を引く美味しさです。
モンブラン ¥483

マロンクリームは和栗そのものといった感じで、うまみが濃厚。土台のサブレ部分は軽くサクッとしていてコクがあり、和栗のクリームとのバランスがとても良く美味しい。サイドについている軽い仕上がりのメレンゲの表情が印象的です。


住所東京都世田谷区世田谷1−14−17
TEL03−5451−0015
FAX03−5450−2215
営業時間10:00〜20:00
定休日水曜日
アクセス東急世田谷線世田谷駅より徒歩4分