カマンベールチーズケーキで有名な、湯島の「アトリエ・タントマリー」。こちらの元シェフ松田光弘さんが独立し、昨年11月にオープンした「パティスリージョコンド」に行ってきました。場所は、東武伊勢崎線東向島駅から、水戸街道をまっすぐ歩いて約7分。シンプルで落ち着いた佇まいの外観で、通りに面した大きな窓ガラスからは厨房の様子が見えます。光の差し込む清潔な厨房で、キビキビと作業をする職人さん・・・これはきっと、おいしいケーキを作っているに違いないと、確信してしまいます。ショウケースには、丁寧に作りこまれたショートケーキやシュークリームなど、誰からも愛されるケーキが並べられ、旬のフルーツを使ったタルトやカップデザートが、季節感を醸し出しています。チョコレートケーキならば、洋酒を効かせた濃厚なタイプと、ミルクチョコレートの軽いタイプと2種類用意したりと、お年寄りから子供までみんなが楽しめるように、という作り手の優しさが伝わります。地域の人から愛されるお店を目指して・・・。「パティスリージョコンド」の優しさ溢れるケーキを味わいに、皆さんもお出かけになってみてはいかがですか? (2007.6)


シュー・ア・ラ・クレーム
¥189

ダイスアーモンドがカリッと香ばしく、塩気の効いたシュー皮は、しっかりと焼きこんだパリジャンタイプ。バニラアイスクリームのような濃厚なクリームは、生クリームが多めの構成。リピートしたくなる、完成されたおいしさです。

ガトー・フレーズ
¥420

キメが細かくフワフワの生地と、コクを強く感じるクリーム。一緒に食べると、口の中で滑らかに優しく溶け合い、酸味のあるイチゴが全体の印象をキリッと引き締めます。しっかりとした作りこみに安心感と懐かしさを憶えます。

ココアナ 
¥420

しっかりと煮詰め、フランベしたパイナップルはくっきりとした甘さ。カリッと火を通したタルトには、ココナッツ入りのダマンドがたっぷりと入り、サクサクと食感が心地よい。素材が織り成すストレートな味わいが、力強い印象。

フロマージュ キュイ 
¥399

一部パルメザンチーズを使用している為、ほんのりとした塩気を感じさせる、甘さ控えめのチーズケーキ。濃厚ながらも後味のキレが良く、さっぱりと食べられるので、甘いものが苦手の男性にも喜ばれそう。

グアナジャバニーユ
¥420

カカオ分70%のヴァローナ社「グアナラ」を使用。チョコレートの力強い味わいとほのかな苦味をしっかりと引き出しています。底のチョコレートのビスキュイ、中のバニラムースと濃厚な作りですが、ほんのりとした塩気が全体の印象を引き締めます。





Patisserie Joconde(パティスリージョコンド)
住所 東京都墨田区東向島6-60-6
TEL03-3617-8755
営業時間10 :00〜20 :00
定休日水曜
アクセス