2006年12月にオープンし、早くも話題のパティスリーとなっているのが、ここ「カー・ヴァンソン」。オープン時から現在まで、客足は途絶えることなく続いています。中には遠方からわざわざこのお店を目指してやってくる方もいるそう。そこまで人を惹き付ける理由とは? 実はシェフの石井Vincent敬子さんは、二度にわたる渡仏経験を持ち、パリの有名ホテルや「ジャン=ポール・エヴァン」などで腕をふるっていた方。ショーケースにはチョコレートを使ったスイーツが多く並び、パティスリーというよりも、ショコラトリーでケーキを選んでいるような感覚さえあります。ショーケースの後ろにある厨房では、シェフたちが忙しそうに働く姿を見ることができ、たった今出来上がったばかりのミルフィーユが食べられるなんて贅沢も期待できそう!
ただし、お目当てのケーキがある方は、早めにお店にかけつけましょう! (2007.3)






ミルフィーユ・ショコラ  
¥600

シェフのスペシャリテがこれ!パリに行かなければ食べられないのは「ジャン=ポール・エヴァン」のミルフィーユ、そこで修業されていたシェフのミルフィーユとあれば、期待は膨らみます。サクサクッと口の中で崩れるフィユタージュに、しっかりと苦みのある重めのチョコクリームでボリュームもたっぷり。チョコレート好きでなくとも満足すること間違いなし。
タルト・ショコラ  
¥450

ショコラトリーではよく見かけるタルト・ショコラ。こちらはまったりとした口当たりなのに、すっきりとした苦みで後味のキレがいい。薄めのタルト生地はしっかりと焼きこまれていて、クリームにも負けない印象に残る味わいです。見た目のシンプルさに見習って、難しいことは考えずに楽しみたい。

クレームブリュレ・ヴァニラ
¥450

ショーケースに並ぶ何種類かのブリュレのうち、今日選んだのはこれ!舌の上でとろける滑らかなブリュレは、バニラビーンズがたっぷりで香り豊かなもの。表面はパリッとキャラメリゼされて苦みもあり、まったりとしたブリュレをほどよく引き締めてくれます。ヴァニラの次は紅茶とエスプレッソのクレームブリュレも試したい。
アメール80%
¥600

ヴァローナのチョコレートを使ったケーキは、「今日はチョコレート気分」というあなたにおすすめしたい1品。カカオ分80%のチョコレートを使用したカカオの苦みが効いた大人の味。ガナッシュと生地の間にごく薄いチョコレートが挟まれているので、食感のよさも楽しめます。
モンブラン
¥520

ショーケースの中でもひと際大きく目立つモンブラン、この素朴さとダイナミックさに好感が持てます。土台の大きなメレンゲは、さくっと軽く、口の中で溶けるのと同時に香ばしさが広がります。マロンペーストも中心のマロンクリームも甘みが強く、一つ一つのパーツが濃い味わい。これ一つ食べればパワーが出そうです。
リ・オ・レ・アンペリアル
¥380

日本人にはあまり馴染みがない「リ・オ・レ」、まだ食べたことがないという方も、食わず嫌いの方もいるのでは?でも見た目がこんなにかわいらしいのだからこれを機に挑戦してみるのもいいかも。バニラ風味の優しい味わいのスイーツです。




パティスリー K.ViNCENT(カー・ヴァンソン)
住所 東京都新宿区筑土八幡町1-2
TEL&FAX03-5228-3931
営業時間11:00〜19:00
定休日水・木曜
アクセスJR飯田橋駅東口より徒歩8分、地下鉄飯田橋駅・神楽坂駅・牛込神楽坂駅より徒歩5分