ラ・プレシューズ 

おしゃれな街、広尾にある「ラ・プレシューズ」は、相模原の名店「ペシェ・ミニヨン」のオーナーシェフ山川隆弘氏が、2号店として開店させたお店。山川シェフの指導の元、現在はパナデリアの「こだわり職人」のページにもご登場いただいた、海老原寛道シェフが腕を振るっています。広尾とはいえ、ちょっぴり奥まった場所にあるにもかかわらず、地元の方はもちろん、遠いところからいらしてくれるお客様も多いそうです。でも、納得!「ラ・プレシューズ」のお菓子は本当に美味しい。
特に、ここのお菓子の特徴はバタークリーム。醗酵バターを使用しているので風味がよく、軽く仕上がっていて、とにかく美味しい!。「バタークリームはちょっと…」と思っている方も是非試してみてください。その美味しさに感動するはずです。
センス良く飾られた店内も、奥にあるおしゃれなティールームも、お店の外にあるテラス席も、みんなこの店のお菓子の美味しさを引き立てるいい脇役。今回取材をさせていただいたときに、海老原シェフに、おすすめのお菓子を選んで頂きましたので、いくつかご紹介します。(2001年2月)

シューアラクレーム  ¥200

普通のシュークリームに比べてクリームの黄色さに驚きますが、その理由は卵黄が多く、生クリームを加えていないから。卵の風味の良さと発酵バターの香りの良さが伝わってきます。軽く口溶けのよいシュー生地と、コクのある口当りの滑らかなクリームが美味しい。
ノワゼッティーヌ   ¥360

へーゼルナッツのバタークリームはとても軽く仕上がっています。下はサクサクとしたチョコフレーク生地、間にスポンジとクリーム、上にはパリッとした薄いチョコレート…と、見た目も食感も楽しめます。
アワイ       ¥380

やさしい味のパイナップルのムースで、口に入れるとその香りが広がります。パイナップルの粒が入っているのがうれしい。まわりのジェノワーズは砂糖をふって焼き色をつけてあるので、香ばしくて美味しい。上はパイナップルのジュレにマジパンを加えたもので、ほんのりアマレットの香りがします。
ブラドゥヴニュス   ¥380

シナモン、クローブなど数種類を合わせたスパイスの香りと、苦みがきいたキャラメルが、よく合っています。中には洋梨の粒も入っていて、シャキっとした食感もあります。スパイスの効いた大人の味です。
フレザリア      ¥400

口溶けのよいやさしい味のムースです。大きくカットされたイチゴの風味がクリームに移り、一体感のある仕上がりになっています。生クリームも牛乳のような味わいで美味しい。
グロリア       ¥380

オレンジとグレープフルーツのさわやかなムース。まわりのビスキュイにはバジルが入っています。下の生地はサクッと、上はメレンゲで軽く、食感も楽しめます。グレープフルーツの果肉も入っていてうれしい!

住所東京都港区南麻布5−2−37
TEL03−5798−4845
営業時間10:00〜19:00
定休日月曜日
アクセス 日比谷線広尾駅3番出口より外苑西通りを西麻布方面へ、徒歩約5分。
小さな看板がでています。
その他カフェスペースあり