2009年11月にオープンしたラブリコチエ。早稲田通り沿いに、ぱっと目をひくオレンジ色の外観が目印です。間口が広く、明るい店内は、オレンジと白を基調とした洗練された雰囲気。ショーケースに並ぶきれいなケーキたち、その上にはおいしそうなヴィエノワズリーも並びます。焼き菓子もかなり充実していて、ダックワースやフィナンシェ、エコセやヴィジタンディーヌなどなど・・・。選ぶのに迷ってしまうほどの種類があります。そして、プレゼントにぴったりのかわいらしいマカロンやボンボンショコラなど、品揃えが豊富なことにびっくり。カフェスペースもあるので、ゆっくりとケーキをいただくこともできます。こうやって書いていくと、ラブリコチエはかなり理想的なお店かもしれません。シェフの佐藤正人さんは、ル・ポミエやテオブロマ、プレシューズなどの名店で腕を磨いてきた方。それぞれのお店の良さを、佐藤さん流にアレンジして、そこに更に暖かさと愛情をプラスしたという感じの魅力にあふれたお店です。お菓子はいつも私達のそばにあって、幸せを与えてくれるもの・・・そんなことを改めて感じさせてくれるラブリコチエに、ぜひ出かけてみて下さい。  
(2010.09) 




ピエモンテ
¥400

プラリネのコクと芳ばしさ、ナッツの香り豊かなケーキです。中からは、ふんわりしたムースと、アーモンドとヘーゼルナッツがゴロゴロと顔を出し、その贅沢さにびっくり。ダックワース生地に皮付きアーモンドが使われているので、ナッツ類とのバランスが良く、キャラメルのようなまったりとした甘さを、うまい具合に引き締めてくれます。



ルリジューズ
¥280

季節で種類が変わるというルリジューズ。今回はフランボワーズのピンクがかわいいこの色合い。中には、フランボワーズの種のつぶつぶ感が楽しいフランボワーズのパティシエールがたっぷり。周りに絞り出された淡いピンク色のフランボワーズのバタークリームは、バターの風味とお砂糖の甘さがじんわりと伝わってきておいしい。この値段で、この手のかけ方は、すごい!の一言です。9月18日からは、栗のルリジューズが登場するそうです。こちらも楽しみですね。


ガトーペッシェ
¥360

季節限定のメニュー、桃のショートケーキです。サンドされた桃のスライスが、パリパリッとした食感を残していて、清々しさを感じさせます。脂肪分が高そうなコクのある生クリームと、シロップをたっぷりと打たれた粗めのビスキュイザマンドとのバランスも良く、全体にやさしい味わいに仕上がっています。


エテ
¥450

こちらも夏らしいトマトとバジルのグラスデザート。トマトのジュレの酸味とフレッシュ感が見事。下のバジルのブリュレからは、バジルの爽やかな香りがふんわりと漂い、オリーブオイルとホワイトチョコレートを使ったというトップのクリームの軽さもすっきりとした印象です。ちなみに、グラスデザートを選んだ場合、グラスを持って行くと焼き菓子と交換してくれるそうです。嬉しい配慮ですね。


フレジエ
¥380

苺が水玉模様みたいに見えて、かわいらしいフレジエ。濃厚な、でもなめらかな口あたりのクリームはパータボンブタイプのバタークリームという感じ。ピスタチオの薄い緑色がきれいなビスキュイザマンドは、しっとりとした食感で、見た目と味わいでおいしさをプラスしてくれます。トップの苺は酸味もしっかりしていて、いいアクセントになっています。


パンオレザン
¥190

じゅわっと広がるバターの風味。ラムレーズンもとてもしっとりとしています。バターとトップのフォンダンの甘さがしっかりとしていて、いかにもパティスリーのヴィエノワズリという感じ。サクサクっとしながらもしっかりとした固さもある生地は、歯切れもよく食べやすい。






L'abricotier(ラブリコチエ)
住所 東京都中野区大和町1-66-3
TEL03-5364-9675
営業時間10:00〜20:30
定休日火曜
アクセス JR高円寺駅北口より徒歩7分




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