日本橋駅から歩いて2分ほど、東京の中心に昨年オープンしたのが、ブラッスリー&パティスリー「ル・スーヴニール」です。「ル・スーヴニール」という名前は初めてでも、国立の「グリオット」と言ったら聞き覚えのある方も多いのでは?そう、ここは「グリオット」や「サロン・ド・ルボン」を手がけた葛西由利さんのお店なのです。
広いカウンターとテーブル席が配置された店内は、木の温かみを感じる、ゆったり落ち着いた空間。正面奥にあるケーキのショーケースの上には「griotto」の看板が飾られ、葛西さんが長年追求してきた、優しくて個性的な味わいが並びます。ブラッスリー&パティスリーがコンセプトのこの店では、ケーキはもちろん、気軽にランチや一品料理が楽しめるのも魅力。誰かと一緒にはもちろん、1人でふらっと立ち寄るなど、色々な楽しみ方ができそうです。
新しさの中に江戸の情緒を残す街、日本橋。その雰囲気に心地よく調和する「ル・スーヴニール」で、極上の味わいに触れてみませんか。
(2010.02) 






モンブラン
¥480

女性らしさを感じる、丁寧で美しい作りこみのモンブラン。ソフトなクッキー生地にふっくらとしたアーモンドクリームがしっとりと馴染み、口当たりの良さを生み出しています。やわらかく煮た渋皮付き栗は、ほっこりとやさしい味わい。さりげなく利かせたリキュール使いも印象的です。

カラメル・サレ
¥480

キャラメルと生地を重ねただけ、とは思えない存在感のある味わい。苦みや甘みが程よいキャラメルクリームは、やわらかくてなめらかな食感。キャラメルそのものが入っているような印象です。シンプルな構成のアクセントになっているのが、クルミのコリコリとした食感と滋味。生地はふんわりとして、スルスルと溶けるような食感です。ミルキーでまろやかな余韻が長く続きます。

テ・シトロン
¥460

紅茶とレモン、2種類のムースは、メレンゲを思わせる軽くてやわらかな口当り。といっても、繊細なだけで終らないのが面白いところ。ムースの程よい弾力と、凛としたレモンの酸味、紅茶の香りが記憶に残ります。上下に重ねられているのは、ムースとの一体感を感じるしっとり軽い生地。砂糖を焦がした表面部分の香ばしさと、ジャリッとした食感がアクセントになっています。

ポンヌフ
¥480

セーヌ川にかかる橋、ポンヌフに見立てた十字模様と、フランボワーズの赤が特徴の“ポンヌフ”。シュー生地とカスタードを合わせた生地は、カヌレやファーブルトンをもっと軽くしたような、しっとりふんわりとした食感。卵のやわらかいコクと香りが、じんわり心地よく口の中に広がっていきます。中にはしっとりとしたリンゴが忍ばされ、フランボワーズの甘酸っぱさとも好相性。わずか1mmほどしかないパイ生地のサクサクッと軽い食感が全体をやさしくまとめ上げています。

テリーヌ・ショコラ
¥460

がっしり、重たそう…。そんな見た目のイメージを良い意味で裏切る繊細な口どけには、感動を覚えるほど。まわりはカリッ、中はトローリとなめらかな食感で、上質な生チョコレートを思わせます。ヴァローナを使用した濃厚な味わいの奥に広がる、ミルキーでまろやかな風味。ぜひ、一度試してみてください!







ル・スーヴニール
住所 東京都中央区日本橋2-2-16 共立日本橋ビルB1F
TEL03-3231-7808
営業時間11:00〜23:00
定休日日曜
アクセス 東京メトロ銀座線・東西線・都営地下鉄浅草線「日本橋」駅 B3・B0より徒歩2分



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