武蔵野の緑に囲まれた「ジブリの森」から、更に歩くこと5分。交差点のすぐ横に、緑×茶色のファサードが目印の「ル リス」があります。ショーケースに並んでいるのはしっかり焼きこんだパイやタルト、色鮮やかなムース、濃厚な色合いのチョコレートケーキなど正統派のお菓子が中心。他にもヴィエノワズリやキッシュ、コンフィチュールなどが幅広く揃います。「素朴で伝統的なフランス菓子が好きです。斬新なものではなく、古くから伝わる郷土菓子のおいしさを伝えていきたいですね」とシェフの須山真吾さん。須山さんはノリエットやオリジンーヌ・カカオで修業後、今年1月に「ル リス」をオープン。ショコラ専用のショーケースを用意するなど、ショコラへのこだわりも感じられます。また、「フリュイデギゼなどのコンフィズリー類もありますよ。日本ではまだまだ馴染みがないんですけれど・・・」とも。確かに派手さはないけれど、しみじみおいしい地方菓子を味わえるのはとても貴重。日本ではなかなかお目にかかれないお菓子にも、ここにくれば出会える可能性が高そうです!
(2010.07) 




シュー
¥260

アーモンドダイスをたっぷりのせたパリジャンタイプで、厚めの皮とアーモンドのコリコリ感がポイント。そのインパクトに負けないように、ややまったりとしたクリームが詰まっています。とはいえ、後味はさらり。甘さも控えめですっきりとしています。



タルト・オ・シトロン
¥380

小ぶりで上品なタルトは、カリカリのタルト生地になめらかなレモンクリーム、ふわふわのメレンゲと食感のメリハリが楽しめる一品。ほどよく効かせたレモンの酸味が爽やかです。レモンクリームとタルト生地の間に挟んだ薄いビスキュイが、クッション的な存在に。味も食感も和らぎ優しい印象を残します。



ルーヴル
¥420

土台は厚めのチョコレート生地でガトーショコラのようなしっかりとした食感。対して上のクリームはふんわりやわらか。チョコレートの味が効いていて酸味と苦みの余韻が楽しめます。ルーヴル美術館のピラミッドを想わせるデザインがおしゃれ。



サヴァラン
¥420

端正な姿でクラシックなイメージ。生地からはシロップがジュワジュワッと染み出してきて、オレンジの爽やかな香りとシナモン、そしてラム酒がほんのり香ります。たっぷり絞った生クリーム&クレームパティシエールでコクをプラス。甘さもお酒も控えめで上品な味わいです。


チュニス
¥450

チョコレート生地とガナッシュを何層にも重ねたケーキ。生地とガナッシュが一体感をなした、しっとりやわらかな食感が魅力です。最後はグランマルニエ酒の香りがふわり。見た目よりもあっさりとしているので、これからの季節にもお勧め。






フランス菓子 ル リス
住所 東京都三鷹市下連雀1-9-16 KENTビル1F
TEL0422-70-5002
営業時間10:00〜19:00
定休日火曜
※8月16日〜20日まで夏期休暇あり
アクセス JR中央線 吉祥寺駅南口よりバス「武蔵境駅行き」などにて「下連雀」下車すぐ。またはJR中央線 三鷹駅南口よりバス「久我山行き」にて「下連雀」下車徒歩2分
URL http://lelis.p-kit.com/default.html




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