京王線つつじヶ丘駅近くの「パティスリー ルミュー」。以前パナデリアの会報誌でご紹介した「モンクール」が改名して生まれ変わりました。以前と同様に、モダンな店内や美しいケーキは健在です。白を基調としたインテリアに宝石店のようなショーケース。その中に並んでいるケーキはどれもため息が出るほど美しく、きらきらと輝いています。
シェフは「パティスリー・ド・レカン」「マキシム・ド・パリ」、フランスの「サダハル アオキ」などで修業をつんだ富澤宜三さん。フランスで培った味覚をベースにしながら、日本人に馴染みやすいように改良を重ねています。 シェフのお話も交えながら珠玉のケーキたちをご紹介しましょう。(2004.7)



ミルフィーユフリュイ  ¥420

「いろいろなフルーツを、見て食べて楽しんでください。」とシェフ。細長いミルフィーユの上に並べられた色とりどりのフルーツ。中には皮付きのみかんまでありシェフの遊び心が見てとれます。食感が命のフィユタージュは一日2回、しっかりとキャラメリゼして焼き上げます。キャラメルの苦みと生地のサクサク感が魅力的。
タルトシトロン  ¥378
シェフお薦めのこのタルトには、見えない部分に秘密があります。パート・シュクレとレモンクリームの間に忍ばせたフィヤンティーヌ入りのミルクチョコレート。チョコの甘みがレモンの酸味を程よくやわらげています。フィヤンティーヌのサクサク感もポイント。滑らかなクリームといいほろっと崩れるタルトの食感といい、シェフのこだわりが随所に感じられる一品です。
なめらかプリン  ¥315

とっても滑らかでとろとろの食感。口の中ですっと溶けてしまう軽さにもかかわらず、しっかり感じられるコク。シェフが試作に試作を重ねて到達した味わいです。もっとも大事なのは火加減とのこと。しっかり火を入れつつもゆるゆるの食感を残すのがシェフの技。ひと口すくって口に入れた時の心地よさといったら・・・。まだ食べたことのないあなた、今すぐお店にかけつけましょう!
ラ・ペーシュ  ¥378

ドーム状のムースの上に塗られたピンク色のナパージュが美しいケーキ。「桃のおいしさをケーキで再現してみました。」とシェフの言葉通り、桃の優しい甘さが印象的。この桃の甘みを上手く引き出しているのがヨーグルトのムース。酸味が甘みをきりっと引き締めます。
*9月までの限定商品です。
シュークリーム  ¥210

アーモンドダイスをトッピングしてしっかり焼きこんだ皮。とても香ばしく、さっくり仕上がっています。中に詰めたコクのあるクリームとも好相性です。クリームから香るコアントローが印象的。





住所調布市西つつじヶ丘4−6−2−108
TEL0424-43-0820
FAX0424-43-0821
営業時間10:00−20:00
定休日
アクセス 京王線つつじヶ丘駅よりすぐ