10月17日にオープンしたばかりのニューフェイス「ル・ポミエ」。オーナーシェフのフレデリック・マドレーヌ氏は、元「ダロワイヨ ジャポン」のシェフを務めた大ベテラン。そんな大物シェフがご自身のお店を出すのに選んだ地は、意外にも世田谷区北沢という庶民的な雰囲気のある場所。赤い色調の外観は、歩行者はもとより車で通り過ぎてしまっても、ぱっと視界に飛び込んでくる鮮やかさ。広くて明るい店内には、自然光の暖かさの中で、ケーキやキッシュがいただけるカフェスペースもあります。マドレーヌ氏の生まれ故郷であるノルマンディーが名産地のリンゴ。その故郷への愛情が感じられる店名「ル・ポミエ(リンゴの木)」。そして、お店の表にある木製のテーブルの後ろには、木の葉っぱをあらわしているというデザインが。フランスのエスプリに日本のエッセンスを加えたマドレーヌ氏のやさしいお菓子が待っている「ル・ポミエ」。この週末、あなたも出かけてみませんか。(2005.11)



店内はこんなに広々。
カフェスペースも焼き菓子の棚も、太陽の光がさんさんと。



お店の外にはこんなテラス席も。
お天気のいい日はここで太陽浴ができそう。
後ろのついたてがシェフこだわりのリンゴの葉っぱ模様です。






サンバ オランジュ  
¥473

オレンジ風味のコーヒーのシブーストは、意外と新鮮な味の組み合わせ。まずオレンジの香りが口の中に広がり、次にコーヒーの香りが第ニ波として訪れます。トップに飾られたオレンジピールが肉厚で、味の面でもいいアクセントに。

タルトタタン
\473

苦いほどキャラメリゼされたリンゴは、酸味もしっかりとしてメリハリのある美味しさ。トップの生クリームのミルキーさが加わると、ほどよい苦みに変わります。底に敷かれたクッキー生地は、サクサクっとした食感で、隠し味的にホワイトチョコレートが塗られています。


キャラメル サレ
\420

塩気を効かせたキャラメルムースは、キャラメル味より塩をポイントに持ってきた感じ。下のジョコンドがバニラ風味で、上のきりっとした強い味わいとのバランスのとり方がおもしろい。


ヨーヨーフレーズ
\473

とにかく見た目がかわいらしい。さっくりとしたマカロンにサンドされたフレーズのムースは、バラの香りがほんのり。パクッと口に入れると、意外なことにどこか懐かしい味わいが。ヨーヨーという名前だから?


ファーブルトン
\399

もっちりとした食感のファーブルトンは卵の風味とラム酒が効いています。中にはプルーンやリンゴが入り、素朴だけど奥の深い味わいです。





ル・ポミエ
住所 東京都世田谷区北沢4-25-11
TEL03-3466-3730
FAX03-3466-3743
営業時間10:00〜20:30
定休日 なし
URL http://www.lepommier-patisserie.com/
(お店へのアクセスもこちらから)