りーべるだんふぁんす

静岡市の中心街から少し離れた閑静な住宅街、その一角に洋風の素敵な一軒家があります。「年月を経て、やっとしっくりくるようになりました。」という落ち着いたお店は、ティーサロンを併設。アンティークの家具で調えられた店内からはパティオが臨め、チェスを楽しむお客様の姿も。とてもゆったりとした時の流れを感じる空間、「そう、お菓子って環境も大事なんだなぁ。」と再認識させられます。もう一つそのサロンで目をひいたのは、たくさんのお菓子の本。「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」の弓田シェフに学ぶべく東京まで通われたというご主人の成岡周造さん、かなりの勉強家でいらっしゃるようです。そんな成岡さんが作るのは、素材の味を前面に出した、骨格がしっかりとしたお菓子。特にアーモンドと生クリームに関しては、使い方に強い印象を受けました。そんなシェフのこだわりは、「こだわり職人」のページで詳しくお伝えしていますので、会員の方はそちらのページもご覧ください。

いちごのショートケーキ \380

石臼挽きの小麦粉を使ったというビスキュイは、ふんわりとした軽さとサックリとした食感を持ち合わせ、表面は粉糖でカリッと仕上げてあります。中のクリームは、しっかりとしたコクがあり、口溶けと後味がとても良いこだわりの逸品。酸味の効いた苺との相性も抜群です。また、写真で見るとわかりませんが、実はこのケーキの高さは7cmとかなりのボリューム。でもペロリと食べてしまう美味しさ。とても完成度の高いショートケーキです。
ミエル \380

オレンジピールの風味がしっかりとしたはちみつムースの中には、キャラメリゼされたナッツがゴロゴロ。まったり感のあるムースと、ナッツの持つ食感、苦みが良いアクセントになっています。底のジェノワーズはフワフワとしていて、ムースと一緒に口の中で溶けていく感じ。疲れた時に食べるとパワーがわいてきそうなケーキです。
パンプキン \380

一番手がこんでいるケーキとのことですが、食べて納得。中に挟まったかぼちゃペーストは甘さ控えめで素材そのものの味と香りが、口の中にふわぁと広がります。また、ムース部分は上下別々で、上部はかぼちゃの風味が強いムース、下部は発酵バターの風味を強く感じました。全体的に滑らかな食感の中で、ビスキュイに入ったアーモンドダイスがアクセントになっています。
いちごのケーキ \380

マカロン生地で挟まれたいちごのムースは、ホワイトチョコレートを混ぜ込んだコクがあるタイプ。いちごジャムのような濃厚なちょっと懐かしいような味でもあります。マカロン生地はアーモンドがたっぷりと入ったどっしりタイプで、くるみとアーモンドの香りをガツンと感じます。
キャラメルのシュークリーム \200

シュー生地は適度な固さで塩気の強いタイプ。クリームは高脂肪の生クリームを使用しているのか、バタークリームっぽい濃厚な感じがします。中にサンドされたキャラメリゼしたナッツがカリカリと香ばしく、パリブレストに似た感じのお菓子です。
ロールケーキ(栗) \1,500 2/3サイズ\1,050

しっかりと卵の味が感じられる皮にはジャムのようなグラッサージュがかかっている。ショートケーキと同じ生クリームを使っているそうだが、立て方が違うようでこちらの方がなめらかでどっしりとした感じ。中には大粒の栗の甘露煮が入り、全体的に口溶けが良い中で、いいアクセントになっています。

住所 静岡県静岡市大岩1−8−19
TEL 054−246−2561
FAX 054−246−2994
営業時間 9:00〜20:00 (日・祭日は19:00まで)
定休日 水曜日