フランス菓子 モエ



今年で22年目をむかえる『フランス菓子モエ』のオーナーである川瀬邦生さんは元一流ホテルマン。時代に流されない上質で本物のケーキを味わってもらおうという自分のスタイルにこだわりを持ちつづけている方です。バタークリームのケーキがいくつかあるのを見て、とてもなつかしい思いがしました。バタークリームってこんなにミルキーでおいしいの? 新鮮な驚きです。それもそのはずでバターと生クリームはお店用につくってもらっている特注ものなのだそう(そのバターは店頭で売って貰えます)。今は腕利きの女性パティシエがメインで作っていますが、お客様の代もかわって、親子で来ていたお嬢さんが親になって、また子供を連れてきてくれる、長いお付き合いの顧客が多いのもうなずける美味しさが、ここにはあります。今回は紹介できませんでしたが3種のマカロンもおすすめです。(2001年7月)

シュークリーム  ¥250

小ぶりでとてもかわいらしい。焼き色は薄いがさっくり感があり、カスタードクリームのとろりとした練乳のような滑らかな舌触りがたまらなくおいしいシュークリーム。
苺のタルト   ¥450

タルトといっても台はバターと卵の風味のサクサクのガレットブルトンヌ風。ホワイトチョコでタルトの上部をコーティングしてあり、その上には甘酸っぱい苺が飾られているシンプルな組み合わせ。それがかえって新鮮に感じたりします。
モカロワイヤル   ¥400

コーヒー味のスポンジとコーヒー風味のバタークリームを3層ずつ重ねたシンプルなケーキ。洋酒もきいてコーヒーの苦さと甘さのバランスが絶妙です。クリームのコクとちりばめられたアーモンドプラリネがアクセントとなり、癖になる大人のケーキ。
プルミエール   ¥400

ソフトなスポンジとバタークリームのケーキ、真中の層はプラリネ入りのバニラクリームが使用されています。こちらも非常にシンプルなのですが、素材の上質な味が生かされ、バタークリームとはいってもさっぱりした味わいに仕上げられています。
ショコラクラシック  ¥400

ビターな味わいのショコラ。生地の焼き具合はスフレのように軽く、しっとりとした味わい。口に入れるととろけてしまいます。

住所愛知県名古屋市千種区東山通り4−17−2
TEL052−782−1128
営業時間10:00〜20:00
定休日不定休
アクセス地下鉄東山線東山公園下車 徒歩1分
その他ティールームあり