オリジン−ヌ カカオ 

お菓子のテーマパークとして話題をよんでいる「ラ・クール自由が丘」の一角にオープンしたこのショコラトリーは、和光ルショワで長年シェフをされていた川口行彦さんが12月に独立オープンしたお店です。店名には『原産地(オリジンーヌ)にこだわった素材選びからはじめるチョコレートづくりがしたい』というシェフの思いがこめられているそうで、川口シェフのチョコレートへの愛情が感じられます。今回いただいたケーキは全てチョコレートを使ったものでしたが、どれも違ったチョコレートの風味を感じました。とても手が込んだ、また丁寧な仕上げには「さすが川口シェフ!」と感じることでしょう。(2004年1月)



タルト・ショコラ  \400

アパレイユのショコラは、ビターなタイプでフローラル系の香りも感じられ、とても香り高く美味しい一品です。キメが細かい感じで口溶けが良く、また上に乗ったチュイルのカカオニブのカリカリとした食感と、さくさくとしたタルト生地が良いアクセントになっています。

マラカイボ  \450

チョコレートのとてもやわらかいムースが口の中ですっと溶け、クセの無いチョコレートの風味が広がります。センター部分のバニラのブリュレはとても上品な香りがして、誰からも愛される優等生チョコレートムースです。
エクレール・ショコラ \350

シュー内部は3層構造になっており、口の中に入れるとこの3つのチョコレートが時間差で口の中に広がります。シュー生地にもたっぷりチョコレートが入り、シューを焼くことで一層苦味が強調されているようです。シュー生地と一体化した4つ目の味は、素晴らしいマリアージュを感じます。
アンダルシア \450

ミルクチョコレートのムースを、レモンのしっかりとした酸味が引き締めています。ムース部分のまったりとした食感を下のタルト生地のザクザク感が引き締め、食感のバランスもとても良い。また表面のピストレがとても上品な印象です。
メディティラネ \450

ダコワース生地・オレンジのコンフィチュ−ル・ジャンドゥージャのクリームと、それぞれのパーツの完成度がとても高く感じました。オレンジのコンフィにはピール部分も入っていて、その苦味が良いアクセントになっています。

住所東京都目黒区緑ヶ丘2−25−7 ラ・クール自由が丘2F 
TEL03−5731−5071
FAX03−5731−5072
営業時間10:30〜19:30
定休日2月中旬頃までは無休 以後は未定
アクセス東急東横線自由が丘駅より徒歩7分