以前、このページでパスティッチェリア イソオをご紹介させていただいたのは、2007年3月のこと。2006年6月にイソオがオープンしてから、9ヶ月ほどたった頃のことです。その頃はまだ、ショーケースに並ぶケーキたちには名前がなく、それがかえって強い印象として残っていました。名前がついていなくても、しっかりとその存在を主張してくれる味、それが磯尾直寿シェフの味だったからです。その後、すぐに名前をもらったケーキたち。今ではショーケースの中で、さらに存在感をアピールしてくれます。パスティッチェリアという名前に相応しく、ここにはイタリアの伝統的なお菓子が並びます。でも、シュークリームやマカロンなど、磯尾シェフの柔軟な心を表すようなお菓子も楽しめます。六本木ヒルズやミッドタウンの近くでありながら、閑寂な住宅街の中という恵まれた、でもわざわざ行かないとたどりつけないという、ちょっとマニアックな場所を選んだ磯尾シェフ。レストランで腕を磨いたシェフのイタリアンドルチェをめざして、あなたもイソオに行ってみませんか。でも、よーく探さないと見つかりませんよ。お店の前に置かれた藍色の看板を見逃さないで!  (2009.09)





カンノーロ
¥500

イタリアの伝統菓子、カンノーロは、小さな筒という意味を持つかわいらしいお菓子。イソオのカンノーロは、チョコ生地に包まれています。中にはハチミツの香りと味がダイレクトに伝わってくるリコッタチーズのクリームが詰まっています。複雑に絡み合ったクリームの味わいは、いかにも異国のお菓子という感じ。



木苺チョコレート
¥500

意外とふわっと軽くて口溶けのいいチョコのビスキュイ、これまた意外にもさっぱりとしたチョコのムース、そして木苺とチョコの合わさったムースの酸味も爽やかで、夏向きに作られた感じがします。チョコのほろ苦さと酸味、木苺の酸味、そしてシロップの甘みと、バランスよく作られています。



ズッパイングレーゼ
¥500

ちょっと薬草っぽい洋酒が効いた、かなり大人っぽいケーキです。きめ細かいスポンジの間には、アプリコットやプルーンなどのドライフルーツが細かく刻まれたものが入ったクリームがサンドされ、そしてほんのりとコーヒーの香りが漂います。クラッシックな味ながら、なぜか後をひく味わい。エスプレッソと合わせて楽しみたい!



ジャンドゥーヤ ピスタチオ
¥500

とにかく、ピスタチオの風味が濃くて豊か。練乳のような乳風味を感じるほどのコクと甘さがあるピスタチオのムース。下のジャンドゥーヤのかりかりっとした香ばしさと、フィヤンティーヌのサクサク感もよく、おいしい!そして、トップに飾られたヘーゼルナッツの砂糖がけの香ばしさもさすがです。



メープルプリン
¥350

やさしいメープルの味が印象的。牛乳や卵はあまり強く感じず、どちらかというとさっぱりとした味わいで、後味がすっきり。トップにはメープルのゼリーが薄くはられていて、ちょっと変わったしつらえのプリンです。小さな牛乳瓶みたいな入れ物もかわいらしい。









PASTICCERIA ISOO(パスティッチェリア イソオ)
住所 東京都港区六本木7-21-8-101
Tel03-3403-6711
営業時間11:00〜20:00
定休日日曜
その他http://www.isoo.jp/



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