リヴゴーシュ・ドゥ・ラ・セーヌ 

フランス語で「セーヌの左岸に」という意味の店名を持つこの店。伝統的なフランス菓子が好きというシェフの礒部功さん。さすがお好きなだけあって、フランスの伝統菓子、特にヴィエノワズリに関しては、たぶんこんなに充実+本格的な店は東京にだって少ないかも?…と思われるほどの素晴らしさ。ここ札幌においては、まだまだ受け入れられないものもあるようだが、ご自分の信念の元にヴィエノワズリなどにはとても力を注いでいるようだ。そして、地元の人達にも早くこの美味しさを伝えたい・・という気持ちが、よく伝わってきます。はっきり言って礒部さんの作るものは、生菓子、焼き菓子、ヴィエノワズリ、みーんな美味しい。とにかく食べてみてビックリ!「すごいレベルだー!」などと生意気にも叫んでしまったパナデリア。こんなすごいお店がそばにあったらうれしいけどなー。札幌の人達わかっているのかなー?…なんて、更に生意気なことを思ってしまったパナデリアなのでした。(札幌の人達、ゴメンナサイ。)
(2000年9月)


ボロネーズ   ¥350

ボロネーズって東京のお店でだってなかなか見かけないでしょ?キルシュをたっぷり染み込ませたブリオッシュ生地とふわっとしたメレンゲと中のカスタードクリームが、きわどいバランスを保っている。これはスゴイ!かなり複雑な味の組み合わせになっているが、美味しい。病み付きになる人と、この複雑さが?・・と思う人と別れるかも?でも、私はすごーーーく好き。また食べたい! 札幌は遠い、悲しい・・と思わせるお気に入りの一品です。

モンブラン  ¥350

フランス産の栗を使ったモンブラン。栗をあえてグラッセしていないので、フレッシュな感じがして美味しい。アーモンドが入った下のメレンゲもサクッと仕上がっていて軽さがあって、これまた美味しい。メレンゲに少し塩気を感じるが、これも微妙な美味しさを生み出している。

ディプロマット   ¥250

卵の美味しさが伝わってくる。パンプディングのようなやさしい味わい。上にのっているオレンジピールの食感も味も良く、下の口溶けのいいスポンジともよくあっている。
ソレイユ   ¥380

パッションの風味が気持ちいいくらいスパッと伝わってくる。パッションの酸味と香りが生きている。中にはバタークリームやチョコレートクリームが見事な味わいでサンドされています。間に打たれたパッションのシロップが全体を引き締めて、これまた絶妙なバランスというしかないでしょう。さすが!
クレーム ブリュレ   ¥320

これも卵の美味しさが伝わってきます。たっぷり入ったバニラビーンズも天然の香り高いもので、コクのあるクレーム ブリュレを更に味わい深いものにしてくれます。注文を受けてから表面をカラメリーゼしてくれるのがうれしい。でもカラメリーゼした表面のパリパリ感が失われるほどの時間のお持ち帰りは許してくれないかも?とはいえ、それもうれしい心遣いではありますが…。

ネクタリンのパイ   ¥350

光りもも、ネクタリンのパイ。パイのさくさくした感じと、ネクタリンの煮たものの程よい甘さと酸味がバランスいい。

住所
北海道札幌市東区北20条東15丁目2−8
パークフォルム元町U 1F
TEL・FAX
011−742−7023
営業時間
10:00〜20:00
定休日
月曜日(祝日の場合は翌火曜)
アクセス
その他焼き菓子地方発送可