シンプルでスタイリッシュな外観に、フランスの香りがする洗練されたケーキ達・・・。
東大阪の『荒本駅』近くに、2005年1月にオープンした『パティスリーリョーコ』は、開店2年目にして、既に実力店の気風を醸し出す話題のお店。パティシエールの竹内良子さんは南仏の「ミッシェル・ブラン」やパリの「アルノー・ラエール」などフランスの有名店での修業経験もあり、しっかり焼きこんだケークやコクのあるジェノワは、食べて納得。濃厚になり過ぎないバランス感覚と生地のおいしさに、技とセンスを感じます。 本格的でありながら、どこか優しさを感じる素材使いや、誰でも「おいしい!」と思えるシンプルな味わいはリョーコ流。休日には、お店の前にずらりと行列もでき、注目度の高さは一目瞭然。出来立てのケーキが厨房から運ばれるや否や、飛ぶように売れていきます。東大阪で味わうフランスのエスプリ・・・皆様もぜひ、おでかけになってみてはいかがでしょうか? (2007.5)



ジャポネ
¥380

卵の黄色が濃いジェノワーズは、適度な粗さのある生地にしっとりとシロップを含んで、甘さもしっかり。生地にサンドされた、自家製木苺のコンフィチュールのくっきりとした酸味と、ミルキーな苺のクリームは、輪郭を失わないまま一体となり、バランスのとれた味わいを構成しています。

タルトマロン
¥420

ほっくりと香ばしく焼き上げたタルト生地にはたっぷりのクレーム・ダマンド。中にはマロンダイスとカシスが入り、食感や酸味が軽やかなアクセントに。タルトの上をふんわりと口溶けの良いフランス産マロンのシブストクリームが優しく覆い、全体の印象を穏やかににまとめあげます。

ボヌール
¥420

「極限までやわらかく仕上げた」という、シルクのようなミルクチョコのムースが余韻を残しつつ、軽やかに消えていく感覚がとても心地よい。間に忍ばせたザクザクと弾けるナッツと、サクッと焼き上げたダコワーズが食感に変化を与えます。

フィナンシェ(2個入り)
¥280

バニラの香りが鼻腔をくすぐる、しっかりとした甘さのフィナンシェ。ふっくらと形よく焼き上げた弾力のある生地は、しっとりと口どけも良く、中からじんわりとバターが染み出てくるような濃厚さがあります。

ケーク(ショコラオランジュ) 
¥200

筆でサッと描いたようなココア生地がオシャレな感じ。キリリと苦味のあるココアの部分と、ジューシーでキレのある甘さのオレンジピールが好対照。しっかりとつけた焼き色が本格的で、クラシックなレシピでありながらも、新鮮味を感じさせる一品。

クロカン
¥480

パリッと薄く飴状になった部分と、カリンッと厚めに焼き上がった部分の食感のコントラストが面白く、音までもがおいしい。丸ごと入ったヘーゼルナッツがキャラメリゼされてさらに香ばしく弾け、ついついたくさん食べてしまいそう。





Patisserie Ryoco パティスリーリョーコ
住所 大阪府東大阪市荒本北130レ・ヴェルデ・ヴェント1F
TEL06-4309-3056
営業時間10:00〜21:00
定休日火曜
アクセス近鉄けいはんな線『荒本駅』より徒歩10分