成城アルプスは1965年に成城の街にオープンしました。なんと40年以上も前から緑豊かな成城の地で、おいしいお菓子を作り続けてきたのです。成城といえば、昔から撮影所など映画関係の人などが多い場所。文化人が好んだ街でもあります。そんな格式を感じさせるアルプスの包み紙は、なんと東郷青児画伯のデザインしたもの。この由緒あるお店を、現在引き継いでいるのは、太田秀樹シェフです。老舗として代々受け継いできたものは残しつつ、でも新しい風も吹き込まなければいけない。それを見事に実現させていることが、ショーケースに並ぶケーキたちを見ていると、ひしひしと伝わってきます。成城の駅を降りて、アルプスに向かうと、ほら、アルプスの前にはとってもいい香りが漂っています。お店の3階部分がアトリエになっているから・・・と言ってしまえば、それまでだけど、このおいしそうな香りは、アルプスがずっと守り続けてきた正直な味わいの証。これから先も、アルプスはずっと、そこにあって、おいしさを伝え続けていってくれるに違いありません。 (2009.06)



コムシノワ
\430

杏仁の香りと味がしっかり。フレッシュなパイナップルがトップに飾られています。やさしい杏仁豆腐といった感じの杏仁のゼリー。上に乗ったカスタードクリームもとろりとして、素直な味わいです。誰からも愛されるほんわりとしたやさしさに包まれたお菓子です。

ティラミス
\400

蔵王のマスカルポーネを使ったというティラミスは、がつんとしたインパクトはなくて、食べやすいもの。ババロワのようなマスカルポーネのムースは、とてもやさしく口どけがいい。トップの生クリームがたっぷりで、かなり満足感がある感じ。子供も食べられそうなティラミスです。
カフェノワール
\370

見た目がかわいらしくて選んでしまった一品。コーヒーゼリーの部分は、フルフルっとやわらかく、苦みと酸味がしっかりとあります。上はミルクコーヒーをムースにしたような感じで、泡のような食感が楽しい。シンプルな組み合わせだけど、すっきりとした食後感です。やさしく口当たりのいいコーヒーゼリーという味わいです。
タルトフリュイ
\430

やわらかいアーモンドクリームが詰まったしっとりとしたタルトは、とても食べやすいもの。甘さのはっきりとしたカスタードクリームは、まったりとしてクラッシックな味わい。苺、いちじく、キウイなどたっぷりと飾られたフルーツと、帽子のようにちょこんと乗ったクッキーが見た目にも嬉しい。トップのクッキーは、まるでボーロのようなガリガリっとした食感が楽しめます。
ナポレオン
\380

とにかくやわらかいミルフィーユ。表面のアプリコテと、かなり繊細で一枚一枚が薄くてハラーっとしたパイ生地、たっぷりとしたねっとり系のカスタード、どれをとってもどこか懐かしい味わい。バターの風味豊かなパイと、やさしい味わいのカスタード、もう一度食べたくなる昔ながらの逸品です。




成城アルプス
住所 東京都世田谷区成城6-8-1
Tel03-3482-2807
Fax03-3484-7530
営業時間9:00〜20:00
定休日火曜(祭日の場合は営業)
アクセス小田急線成城学園前駅、北・西口より徒歩1分
URLhttp://www.seijo-alpes.com/



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