蔵の街、栃木市で評判のパティスリー ソワール。創業は1973年というから、並んでいるのは昔懐かし系のクラシックなもの・・・? そんなイメージを描いていったらとんでもない!色鮮やかでモダンなケーキたちが、シックな店内で異彩を放っていました。実は3代目の片柳陽介さんが厨房に立つようになってから、がらりとラインナップが変わったとのこと。中でも、1年半ほど前にリニューアルしたというマカロンが大人気。ピエール・エルメで経験を積んでいるから、存在感のあるマカロン作りはお手のもの。噂を聞きつけて、遠方からマカロン目当てにやってくるお客様も多いようです。とはいえ、地元素材を活かした日本酒ゼリーや純米酒ケーキ、そして昔ながらのマドレーヌがあったりするのも、この店のもうひとつの魅力。新しいことにチャレンジしつつも、馴染み深い味わいも大切に・・・そんな姿勢がスイーツ好きの心を刺激しているのかもしれません。  (2009.11)



サントノーレ・ノワゼット・パンプルムース
¥441

クラシックなお菓子であるサントノーレを、ヘーゼルナッツとグレープフルーツでモダンな味わいに。ナッツのクリームとグレープフルーツのコンフィチュールの組み合わせで、コクのある風味の中に鮮やかな酸味を残します。サックリ軽やかなフィユタージュの食感もポイント。
モネ
¥399

センターのミルクティーのムースとリュバーブのコンフィチュールを、蓮の紅茶で香り付けしたショコラムースが覆います。キメ細かく繊細な2種のムースは口中でスッと溶け、後から紅茶の香りがふわり。リュバーブの酸味も効いています。底にしいたフィヤンティーヌのザクザクとした食感が、優しさの中に意外なインパクトをもたらします。
フロマージュ
¥378

クリームチーズとカマンベールチーズを使ったチーズのムースを、柚子とアプリコットのコンフィチュールで風味付け。乳風味の中に2種のフルーティーな酸味がプラスされ、どこか懐かしい味に仕上がっています。トッピングのクランブルは、ざっくりと力強い食感。
モンブラン
¥399

見た目は普通のモンブラン、ところが、マロンクリームの下はプラリネのムース、渋皮つきマロン、ビスキュイ、クレームブリュレという斬新な構成。マロングラッセを思わせる濃厚なマロンクリームを、軽く口溶けの良いムースと卵の風味が優しいブリュレが受け止めます。
マカロン
¥各157

表面はサクッ、中はしっとりネッチリのコントラストが魅力的。リズミカルな食感やアーモンドの風味が際立った、メリハリある仕上がりです。“マカロン生地はアーモンドが命。産地や挽き方、鮮度など徹底的にこだわっています”と片柳さん。フィリングはバタークリーム、ガナッシュ、コンフィチュールなど様々で、麹の香りが豊かな「日本酒」や、塩味が効いた「キャラメルサレ」など、常時10数種類が並びます。季節ごとに様々なフレーバーが楽しめるのも嬉しい。








パティスリー ソワール
住所 栃木県栃木市旭町24-9
TEL0282-24-6483
営業時間10:00〜19:00
定休日火曜
アクセス
URLhttp://www.soir-cake.com/



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