食べることが好きだったら、誰でも一度は行ってみたいと思っているレストラン「ロオジエ」。グランメゾンと言われるこの店は、日本の経済の低迷期においてさえ、毎日満席が続き、いくらあこがれても、なかなか予約をとるのが難しい。そんな日本でトップクラスのレストランでシェフパティシエとして腕を振るっていた岡村尚之さんが、このゴールデンウィークにご自身のお店をオープンさせました。場所は東京、目黒の住宅街の中。そしてオープンが5月5日の子供の日ということで、「ロオジエ」時代のイメージとは、ちょっと違った雰囲気を感じました。明るいオレンジと白を基調とした店内は、自然光が差込み温かさにあふれています。数々の名店で修業を積んだ岡村さんだからこそできる、温かさと洗練さが同居したこのお店。今後の展開がとても楽しみです。(2005.05)



アブリコテ  
\380

ほどよい酸味で口溶けのいいアプリコットのムースの中に、きりっとした酸味で爽やかな印象のアプリコットのジュレが挟まっています。ミルキーなコクのあるホワイトチョコのムース、しっかりとシロップをうたれたジョコンドの甘さ、全体にバランスのいい美味しさです。ジョコンドのナッツのつぶつぶとした食感も楽しい。

フレジエ  
\480


しっかりとしたビスキュイに濃厚なバタークリームの組み合わせ。フレジエといったらやはりこれが正統派ですと、シェフのメッセージがこめられている感じがします。口当たりはあくまで軽やか、これがバタークリーム?と思わせるほどするりと口の中でほどけます。苺も少し固めの酸味がしっかりしたもので、とてもバランスのいい食感です。
リッチ
\400

淡雪のようにシュワッと溶けていくライチのムース、パッションのジュレの酸味がとてもいいアンサンブルを生み出しています。甘さ控えめのチョコレートのムースも、ライチのムースの軽さとよくあっています。これもジョコンドにしっかりとうたれたシロップの甘さがいい引き締め役に。


アリアンス
\400

ココナッツのサクサク感を活かしたムースは、ミルキーで爽やかなおいしさ。キャラメルクリームは、バタークリームのようにまったりとした味で、コクがあります。上に搾り出されたクリームが生かと思いきや、イタリアンメレンゲのようでアイスクリームのようなコクがあり、ちょっとびっくり。


タルトココ
\360

ココナッツとパイナップルの組み合わせのトロピカルなタルトです。とにかくココナッツがたっぷりで、サクサク感が楽しい。タルト生地は、ほろっとした食感でやわらかい感じです。まわりについている粉糖の甘さが、きりっと効いています。





住所 東京都目黒区五本木2-40-8
TEL/FAX03-3715-5470
営業時間10:00〜20:30
定休日水曜日(祝日の場合は変更あり)
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