レストラン「クレッセント」のシェフ・パティシエだったあの柳正司氏が独立してオープンしたお店。 「クレッセント」のアントルメの柳マジックのとりこになった者としては、このお店のオープンは本当に待ちに待った！…という感じです。店内はタイルなどを使って暖かい感じに仕上げられています。柳さんの個性あふれる感性で、今後の展開が楽しみなお店です。今にきっと、「パティスリー タダシ ヤナギ」渋滞なるものが出現するのではないでしょうか。 （99年1月）

	クリームブリュレ （アールグレイ） ￥３００ アールグレイの風味が口の中に広がり、やさしい味のクリームとあっていて美味しい。 上のカラメルは薄くてパリパリしている。
	モンブラン ￥４００ 中にたっぷり詰まった生クリームは牛乳のような軽さだが、コクがある。上にのっているマロンクリームもあまり甘くないので、モンブランにしては軽い印象だが、最後にはしっかりコクを感じる。
	モガドール（赤いケーキ） ￥４００ まったりと甘いチョコレートとフランボワーズの酸味のバランスがとてもいい。 チョコレートケーキの部分のまろやかさと、フランボワーズ自体もいいものを使っているという感じで、とても美味しい。
	ポワール（洋梨のムース） ￥３５０ ツブツブの美味しい洋ナシとほんのりと効かせた洋酒がやさしい味のムースを作り出している。シンプルなだけに、こういう上品な味に仕上げるのは、さすがという感じである。
	デリスピスターシュ ￥３８０ まず、きれいなやさしい色合いで4層にわかれている姿に感激。その後、それぞれの層の個性とバランスの良さにまた感激。やさしさとコクを感じる一品。
	ショートケーキ ￥３８０ これぞ正しいショートケーキ！！なんだかきちんと正しい姿が由緒正しいお家柄のお嬢様のような感じ。もちろん味も、生クリームの美味しさ、甘さ、スポンジのきめ細かさ、ふんわりさと、やっぱり正しい！！ 食べると、やさしい気持ちになれそうなケーキである。