パティスリー　タダシ　ヤナギ　

パナデリアでいつもお世話になっている柳正司シェフ。柳さんのお人柄に惹かれ、パナデリアの会報で素材の勉強をするときなどに、わからないことがあると、つい、「柳さんに聞いてみよう！！」というのが、スタッフの定番！。本当に柳さんにはご迷惑おかけしています。でもいつでも、丁寧にやさしく、そしてとても頼りになるお答えをいただけます。そうなるとまた、パナデリアの「柳さん熱」が上がり・・・・同じことが繰り返される・・という訳です。もちろん、柳さんの作るお菓子の美味しさは、皆さんもご存知ですよね。パナデリアでも、そろそろ柳さんのお菓子が食べたくなったので、秋から冬にかけて登場した新しい「パティスリータダシヤナギ」のお菓子を味わいに出かけてみました。そこで、柳シェフにお話を伺いながら選んだ５品のケーキをご紹介します。（2000年11月）

	フロマージュブラン　　￥３６０ ふんわりとした口当たりで、ムースが溶けるようになくなった後、ヨーグルトとチーズの優しく上品な風味が口の中いっぱいに広がります。中にはフレッシュなイチゴを煮たものが入っていて全体の味のアクセントになっています。下に敷かれたジェノワーズも口溶けが良く、上にのっているザクロとイチゴが真っ白いフロマージュの上で鮮やかに映ります。
	ボネ　　　￥３８０ 上に生クリームがのっていて、山に雪がかぶっているようでかわいらしい。チョコレート生地の中にはアールグレイソースが入っていて口の中にとてもよい香りが広がります。チョコレートの生地もしっとりとしていて、あまり強過ぎない味わいなのでアールグレイソースの香りを一層引きたてます。
	木いちごのシャルロット　　　￥３８０ ジェノワーズといちごのムースの口溶けがよく、ジェノワーズにうってあるシロップの量や味もほど良い。中にもフレッシュなイチゴが入っていて、ふんわりとした優しい甘酸っぱさが、クセになる美味しさです。
	ノワゼッティーヌ　　　￥４００ ジェノワーズに卵の風味とコクがしっかりと生きている。ヘーゼルナッツのローストの具合がとても良く、香りと食感が楽しめます。ミルクチョコレートの上品な味わいのケーキ。
	タルト・オ・ノア　　　￥３８０ クルミの美味しさがぎっしりとつまった焼き菓子。タルト生地とクルミの味の相性が良く、中のカスタードのフィリングに入っているバニラの香りも、バランスが良い。パイ生地はサクサク感があって、お勧めの一品です。