2008年9月、栃木県宇都宮市にオープンしたパティスリー ナカガワは、テラコッタ色の壁やうさぎのシルエットをデザインしたロゴ、真っ赤な黒板など、どこをとっても可愛らしい雰囲気。ガラス越しには厨房でパティシエたちが作業している姿も見え、その熱気が伝わってくるようです。これは期待できそう・・・と中に入ると、ふっくらとして優しい表情のケーキや焼き菓子たちが迎えてくれました。シェフの中川智雪さんは、宇都宮で名高い「クイーン洋菓子店」や神奈川の名店「リリエンベルグ」で腕を磨いた方。そこで学んだことをベースに、素材を活かしたお菓子作りに力を注ぎます。素材選びは大切だからと、自ら農家にまで足を運ぶという熱の入れよう。また、ショートケーキの生クリームはサンド用と仕上げ用を使い分けるなど、見えない部分にも気を配ります。そんな、さりげないおいしさで、早くも地元では話題の一軒に。子供から大人まで、誰もが楽しめるお店です。 (2009.12)



シュークリーム
¥170

大きめサイズが嬉しいシュークリームは、クッキー生地をのせて焼き上げたもの。これが驚くほどサクサクとして香ばしい!クリームも、とろんとして滑らかな中にプチプチとしたリズミカルな食感が!秘密はヘーゼルナッツ。クッキー生地にはヘーゼルナッツのパウダーを、クリームには細かく刻んだヘーゼルナッツをキャラメリゼしたものが忍ばせてあるのです。定番ケーキの中に、シェフの遊び心がプラスされた一品です。
いちごショート
¥360

やわらかさの中にも適度に弾力を持ったジェノワーズ生地と、乳風味が優しい生クリームが馴染みます。更に薄く敷いたクレームパティシエールでコクをプラス。トッピングの真っ赤ないちごはキレのある酸味で、しっかりと存在感を主張しています。今の季節は地元の「雷峰」を使用しているとのこと。シェフお気に入りの素材です。
MoMoプリン
¥200

スプーンですくえるギリギリのかたさを保ったプリンは、口の中でシュルッと溶けてしまうほどのやわらかさ。口当たりはとても滑らかで、心地よく喉を潤してくれます。溶けていく時の卵の香りも印象的。優しい味を活かすため、キャラメルは薄く色付け、苦みのないように仕上げています。
和栗のモンブラン
¥420

茨城産の栗をお店で丁寧にクリームに仕上げているから、その風味のよさは保証つき。濃厚なマロンクリームが主役のモンブランです。しっとりふんわりのダックワーズ生地や甘さ控えめの生クリーム、少量のクレームパティシエールが栗のおいしさを引き立てます。※「和栗のモンブラン」は10月までの期間限定ですが、今の季節なら「モンブラン」や「特選モンブラン」が楽しめます
ショコラーデン
¥340

お店で人気のショコラーデンは、ショコラ風味のビスキュイとガナッシュ入り生クリームを重ねたもの。シンプルな組み合わせに見えますが、底にフィヤンティーヌを敷いたり、ヘーゼルナッツのペースト入りクリームを忍ばせたりとさりげない工夫が見られます。優しい味わいの中に、食感のアクセントやナッツのコクがプラスされたチョコレートケーキです。








Patisserie Ts Nakagawa パティスリー ティー ナカガワ
住所 栃木県宇都宮市江曽島町1068-1
TEL028-658-8104
営業時間10:00〜20:00
定休日火曜(2010年1月より月曜定休になります)
アクセス 東部宇都宮線江曾島駅より徒歩10分



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