パリ12区にある「ヴァンデルメルシュ」。ある雑誌でこの店のことを知り、ぜひ行ってみたいと思っていました。シェフのステファンヌ・ヴァンデルメルシュ氏は、「フォション」時代に、ピエール・エルメ氏の淘訓を受けたという方。以前、パリで買ったエルメ氏のクグロフのおいしさが忘れられない私としては、エルメ氏のレシピ直伝というこのお店のクグロフに興味があり、早速週末を選んででかけてみました。しかし、その人気ぶりを甘く見ていたようで、残念ながらすでにクグロフは完売。しばらくお店のまわりで観察していると、クグロフ人気どころか、このお店の人気ぶりに圧倒。お客様が吸い込まれるように、どんどんお店の中に入っていきます。それこそ、途切れることなく。でもお菓子を食べて納得!本当にきれいなケーキが、「ピエール・エルメ」のカジュアル版のようなお値段で買えるのですから、お得感いっぱい! パリの繁華街からちょっと離れているけど、メトロに乗って行く価値大有りのお店なので、パリへお出かけの際は、ぜひ寄ってみてください。お菓子だけでなく、パンもお薦めです。(2007.03)






ルリジューズ  
2.55ユーロ

ピスターシュのパティシエールがとても軽くておいしい!グリーンが美しいまわりのフォンダンのきりっとした甘さが、全体を引き締めます。バタークリームもしっかりとピスターシュの味で、見た目も味も美しい逸品です。
サントノーレ  
2.55ユーロ

バニラの風味がしっかりした3つのシューには、パティシエールがびっしりと詰まっています。シャンティのコクのある軽さが、日本の素材との違いを感じさせます。下の台はサクサクのパイのよう。ちょっと薄めにかけられたキャラメルは、ひたすらサックリ感を生み出しています。ほどよい塩味のバランスもよく、これも感動のおいしさです。

ミルフィーユ
2.40ユーロ

パイは軽くしっかりとした歯ごたえながら、とても口溶けのいいもの。ぷるるんとしたパティシエールは、やさしい卵の味。全体に甘さは控えめで丸みのある味わいなので、大きな見た目にもかかわらず、サックリと食べてしまいます。
クロワッサン オー ブール
0.90ユーロ

バターの味がしっかりとしたやや厚めの皮を持つこのクロワッサンは、塩味もやや濃い目で旨みを感じるもの。ゆっくり噛んでいくとミルキーなバターの香りがふわーっと鼻にぬけていきます。

このシュトーレンの中にはこんなにドライフルーツが入っているそう。
でもホントにこんなに入るの?





ヴァンデルメルシュ Vandermeersch
住所 278.avenue Daumesnil 75012 Paris
TEL33 (0) 1 43 47 21 66
営業時間7:00〜20:00
定休日月曜、火曜