みなさんお待たせしました!多摩プラーザの名店「デフェール」で長年にわたり腕をふるってきた安食雄二氏が、満を持して5月にオープンしたお店のご紹介です。
場所は、空気の流れがゆったりと感じられる港北ニュータウン、グリーンライン線の北山田駅。駅からほんの2,3分歩くと、まさに「スイーツガーデン」というイメージにぴったりな、落ち着いたピンク色の扉と若草色のファサードが現れます。店内は、建物のカーブをいかした、明るくゆったりとした雰囲気。扉を挟んで右側が焼菓子類、左側が生ケーキの売り場になっています。
ショーケースに並ぶのは、そのすぐ奥で丁寧に仕上げられた、輝くような表情のケーキたち。種類の異なる素材で作る“プリン3兄弟”といった新しいアイテムも魅力ですが、“サオトボ”や“フロマージュクリュ”などお馴染みの味に再会できるのも嬉しいところ。新しい環境の中で見るせいか、すでに知っているケーキですらどこか新鮮に見えるから不思議です。
心機一転。新しい環境の中で安食シェフが生みだす甘美なおいしさ。まだの方は、ぜひ体験してみてください!
(2010.06) 




フレーズ
¥400

真っ赤なハートを飾った、お馴染みの安食流ショートケーキ。厚みのあるジェノワーズは、フワッと軽く、きめの細かいやさしい口当り。軽さのなかにも、どこかモチッとした弾力があり、口どけがいいのも特徴です。シンプルな構成の隠し味となっているのは、下の生地の間にごく薄くサンドされた、イチゴミルクのような味わいのクリーム。たっぷりの生クリームに、酸味のきいた苺がもたらす、幸せの味わいです。



フレジエ
¥480

ピスタチオのバタークリームを使ったフレジエ。…ですが、それだけではありません、実はとっても手の込んだものなのです。トップのマジパンの下には、ジェノワーズ、そしてピスタチオクリームと苺、さらにアーモンドクリームを入れて焼き上げたタルト生地という構成。ピスタチオのナッティな香り豊かなバタークリームと、ネッチリ濃厚な味わいのマジパン、ふんわり焼き上げたアーモンドクリームと…、異なるナッツの味や食感が楽しめるのも魅力です。



デリス
¥480

ショーケースの中で、一際、輝いていたのがこれ。安食シェフファンにはいうまでもない、名作「デリス」です。ベリーの甘酸っぱさと、ピスタチオ生地のナッティなコクを、ミルクチョコレートがまったりと包み、心地よい一体感が押し寄せます。一番下に薄くしのばせたフィヤンティーヌの食感とチョコレートのホロ苦さも、小気味よいアクセントに。



ペーシュブランとクレマンダルザスのヴェリーヌ
¥480

フランス・アルザス地方のAOC発泡酒“クレマンダルザス”のジュレと白桃を合せた、見目麗しいヴェリーヌ。特有のフルーティでふくよかな味わいが桃と出会うと、意外にもやさしい味わいに。フワフワとした泡のようなムースの食感と、シャクッとした桃の食感も心地よく、これからの季節にぴったりな一品です。



ハニーハント
¥450

軽いムースを口に運ぶと、訪れるのは濃厚なハニー。あくまで食感は軽く、口どけもなめらかですが、かなりインパクトのある味わいです。ムースの中央には、卵とミルクがやさしく広がるブリュレ。下の生地にはメイプルのシロップがたっぷり打ってあり、どこかホットケーキのような印象。力強さの中にも、ホッと安心感のあるケーキです。



アルモニー
¥480

まるで泉に咲く花のようなデザインが可憐なアルモニー。花の正体は、ハーブティーでもお馴染みのカモミール。ともすれば、クセの強い香りですが、チョコレートムースと、紅茶のブリュレと一緒になることで、とてもまろやかでエレガントな味わいに。フォークを入れた途端、トロリと流れ落ちるカモミールのソース、そして、ギリギリのやわらかさを保ったムースの食感が繊細な印象を残します。







スイーツガーデン ユウジ アジキ
住所 神奈川県横浜市都筑区北山田2-1-11
TEL045-592-9093
FAX045-592-9309
営業時間10:00〜19:00
定休日水曜
アクセス 横浜市営地下鉄グリーンライン 北山田駅より徒歩3分
URLhttp://www.yuji-ajiki.com/



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