「石窯と天然酵母のパン ワイルドグース」
 荒木忠重 氏




荒木さんをクリックすると声が聞けます!

20才の頃から約30年、産業用精密模型の仕事に就く。'96.7ワイルドグースをオープン。


取材に伺ったワイルドグースは、狭い道を車でグングン行って、ここは東京?と思ってしまうほど、山里のような雰囲気を醸し出しているところにありました。

奥さんが通っていたパン教室(以前、このコーナーで紹介させていただいた伊藤さんの教室です。)に行きはじめ、パンづくりの魅力にすっかりとりつかれてしまった荒木さん。そんな時、家のオーブンが壊れ「石窯でも作ろうか」と石窯をやっている人の所へ見学に行き「これならできる」と確信をもった荒木さんは、翌日より実験を重ね、とうとう自分の石窯を完成させてしまいました。もともと模型を作る仕事をしていたので「人の作った道具で焼くのはね…。自分が焼いているって感じがしないじゃないですか。」とかなりのこだわり。この特製石窯、遠赤外線の輻射熱で焼いているので、オーブンのように温度が何度という概念はなく、使いこなすにはコツがいるそうです。「ハイテク時代にローテクで自分の好きなパン作って、世の中に思いっきり逆らいたかったんですよ。(笑い)」

まだパン屋さんを始めたばかりの荒木さんですが、"妥協せず、納得のいくものを作っていきたい"そう。素材も自分の目できちんと選び、国産の南部小麦そしてホシノ天然酵母、天然塩、水はπウォーターを使っています。こうした素材で作ったワイルドグースのパンは2,3日おいたほうが、味がなじんでくるという特徴をもっています。

さて荒木さんの1日のスケジュールは、朝6時、窯に火入れをして、2時間強焚いておきます。前日に仕込んだ生地を9時頃から成型し、焼いていきます。焼きは午後3時〜4時までかかり、そのあと明日分の仕込みをして6時をめどに終わらせているそうです。

昨年末からパンのほか、桜チップで燻製したベーコンやスモークチキンも作り始め、今後は工房の一角にパンやそれらを食べられるコーナーを広げていきたいそうです。


パンの紹介(カッコ内は通販価格)約12種類あるうちのおススメ5点です。

ワイルドグース \550(\600)小麦、塩、水、酵母だけを使った田舎パン
チーズイン \750(\800)3種のチーズをまきこんで焼き上げたパン
カレンツとくるみ \700(\750)有機栽培のくるみとカレンツ入り
オールブラン \600(\650)全粒粉30%のハードタイプ
チーズスティック \200(\250)荒木さん一番のお気に入りで人気商品


住所
東京都町田市常盤町3255-1
TEL
TEL/FAX 0427-97-8929
営業時間
9:00〜18:00
定休日
水曜
その他
電話かFAXで注文。翌日発送可。支払は郵便振替。

取材日 1998年