外側のしゃりしゃりとした味わいが魅力的な、
フランスのショコラティエによくみられる素朴な焼菓子です。


*記載しております分量は、「直径14cm x 高さ7cmのクグロフ型2台分」です。


〜材料〜

チョコレート: 150g(エクアトリアル ノワール(カカオ分55%))
カカオパート(カカオマス): 15g(チョコレートの味を補強するため)
トリモリン(転化糖): 20g(しっとりさせるために入れる。無ければ入れなくても良い)
無塩バター: 160g(発酵バター)
タンプルタン: 125g(アーモンドプードルと純粉糖を同割合で合わせたもの)
卵黄: 70g
粉糖: 87.5g
卵白: 125g
砂糖: 26g
乾燥卵白: 1g(無ければ入れなくても良い)
薄力粉: 75g
カカオパウダー(ココア): 適量(ヴァローナ社製)
カカオニブのチュイル: 適量


〜手順〜

1.下準備

a)チョコレートとカカオパートを刻み、一緒にして湯煎などで溶かす。溶かす際には電子レンジ使用可能だが、底から焦げるので、固い状態からは1分程度、それ以降は少しづつ様子を見ながら使用する。
b)トリモリンとバターを一緒にして湯煎で溶かす。
c)型にバターを塗っておく。テフロン加工の場合も、念のためバターを塗る。その際は、バターをクリームを塗るように指で塗ると良い。(写真1)

写真1(型にバターを塗る)
d)タンプルタン・粉糖・薄力粉を合わせてふるっておく。
e)乾燥卵白は、ひとつまみの砂糖と混ぜておく。(写真2)


写真2(乾燥卵白と砂糖を混ぜる)
2.大きなボールにaとbを入れ、しっかりと混ぜ合わせる。湯煎で60℃程度まで温める。(それ以上にないように注意する。) 卵黄を加えて最初はホイッパーでゆっくり混ぜ合わせ、混ざったらゴムべらに持ち替え、しっかり馴染ませる。(写真3)

写真3(しっかり馴染ませる)

3.ボールにdを少しづつ振り入れながらゴムべらで混ぜる。段々粘り気が出て混ざりづらくなり、少し分離した様な感じになる。(写真4・5)

写真4(少しずつ振り入れる)

写真5(粘り気の出た状態)


4.3と同時にメレンゲをたてる。キッチンエイドのボールに卵白とeを入れ、ワイヤーでたてる。たってきたら砂糖を入れ、更にたてる。(写真6)
写真6(卵白をしっかりたてる)




5.3に4の半量を加え、ゴムべらでしっかり混ぜる。混ざったら次は少しづつを加え混ぜる。ここでは、ダマの無いようにしっかりと混ぜること。

6.型の8分目(生地重量350g)まで生地を入れ、手で型をたたいて生地をならす。(写真7)

写真7(生地を流し入れる)

7.160℃のオーブンで、40分を目安に焼く。焼き上がったら型からはずし、網で冷ます。(写真8・9)

写真8(焼きあがり)

写真9(型からはずした状態)




8.冷めたら、紙を引いた上にカカオパウダーを多めに載せ、カカオを手にとって貼り付けるようにケーキにつけていく。 (写真10)

写真10(カカオパウダーをつける)


9.デコレーション: カカオ二ブのチュイルを適当な大きさに割り、上部分に刺す。
そのまま刺すとチュイルが割れるので、刺す部分にぺティナイフで切込みを入れてから刺すようにする。


できあがり