夏の行楽地で忘れてはならないのが伊豆。海と山、両方に恵まれたこの場所は、遊ぶ場所だけでなく美味しいものも沢山あります。新鮮な魚は旅館やホテルで楽しむとして、帰り道に立ち寄れてお土産にもなるような美味しいもの、パナデリアスタッフKがご紹介します。
さあ、クーラーボックスを持って出掛けましょう!
 

 



ふくやエマーユ 「イタリアンロール」
国道414号線で修善寺方面へ抜ける途中にある江間(えま)、冬はいちご狩りで賑わうこの場所にあるのが「ふくやエマーユ」。イタリアンロールで全国的に有名になった沼津市「冨久屋」の姉妹店です。イタリアンロールはシュー生地を使った皮と、スポンジ生地、生クリーム、栗の甘露煮といったシンプルな構成で、誰からも好まれる優しい味。カステラを思い出させるような卵黄のコクとしっかりとした甘みがあります。冨久家の先代は和菓子屋だったそうで、イタリアンロールのスポンジ生地にはカステラの知識と経験が生かされているのかもしれません。

ふくやエマーユの店舗と庭
訪れた日は連休ということもあり、予約が間に合わず、残念ながらふくやエマーユではイタリアンロールが売り切れ。でも沼津の冨久家にはまだ予約が出来るとのことだったので、そちらで購入。冨久家には喫茶スペースがあり、イタリアンロールをその場で食べることができます。

沼津の冨久家
ふくやエマーユ
住所静岡県田方郡伊豆長岡町南江間1387-4
TEL055-948-3039
FAX055-948-3047
営業時間10:00〜18:00 (喫茶:11:00〜17:30)
定休日日曜

冨久家
住所静岡県沼津市御幸町17-17
TEL055-931-2275
営業時間9:00〜18:30
定休日月曜


 

ベケライダンケ 「ドイツパン」
ドイツパンにも注目しているパナデリア。気になりながらもなかなか行けなかった「ベケライダンケ」にやっと行ってきました。お店は大きなドイツ風の建物で、ここが伊豆だということを忘れてしまいそう。こんな雰囲気は、なかなか都会のパン屋さんでは味わえません。
広々とした店内の奥には大きなオーブンが見え、そこから次々と焼きたてのパンが出てきます。商品は本格的なドイツパンだけでなく、フランスパン、デニッシュ類、惣菜パン、サンドイッチと幅広いラインナップ。元々は卸のパン屋さんだったそうですが、後を継いだご主人が「体に良いものを。」とドイツパンをはじめられたとのこと。ドイツ産のライ麦を自家製粉するなど、随所にこだわりが見られます。店内にはイートインスペースもあるので、休憩も兼ねてどうぞ。

左:ラインザーメンロジーネフォルコンブロート/右:カイザーゼンメル

ベケライダンケ
住所静岡県田方郡大仁町三福637
TEL0558-76-8777/1151
FAX0558-76-6270
営業時間平日10:00〜18:30/土曜10:00〜16:00
定休日日曜・祝祭日
URLhttp://www.backerei-danke.com/


 

酪農王国オラッチェ
修善寺から熱函道路を抜けると、丹那盆地。丹那牛乳はもちろんのこと、チーズやバターといった加工品もとても美味しいのです。丹那の乳製品は、色が白く、牛乳の風味が強いのが特徴。生クリームについては会報Vol.19にて取り上げているので、ご覧ください。
オラッチェでは、丹那牛乳を使った乳製品をはじめ、地下300mの深井戸から汲み上げた水と地元産の大麦を使った地ビールもあります。また、アイスクリーム作り体験などの子供向けイベントも充実。大人も子供の楽しめる牧場です。

酪農王国オラッチェ
住所静岡県田方郡函南町丹那349-1
TEL0559-74-4192(代)
FAX0559-74-4191
URLhttp://www.oratche.com


 

ハムハウス Grimm(グリム)
オラッチェの近くの自家製手作りハムとソーセージの店。’99.’00ドイツSUFFA食肉加工コンテストにて金・銀・銅メダルを受賞しているそうです。店内には色々な種類の商品が並び、全て真空パックになっているので持ち帰りも問題なし。店の入り口には、無人販売の野菜もあります。
実は、偶然見つけたこの店。見つけた時は、「やった!」と思いました。なぜって、これでドイツパン・ビール・チーズ・ハムが揃ったから! 旅の翌日は、ドイツ風の食卓を囲んでみませんか?
ハムハウス Grimm(グリム)
住所静岡県田方郡函南町丹那字高杉1191-45
TEL055-974-1585
FAX055-974-1595