内装工事完成!  2006年2月25日

前回訪れた時には、まだドアも取り付けられず内壁も未完成、搬入されたばかりの機材で溢れかえっていた店内。売り場となる場所には壁に棚が備え付けられていただけ。一体どんなお店になるんだろう…とまだ見ぬ「ボヌール」への想像は膨らむばかりでした。しかし、今回お店を訪れると、既に立派なお店へと生まれ変わっていたのです。


(やわらかい色合いの外観からは温もりが感じられます)



店名とロゴマークが描かれたファサードに、一面タイルが貼られた外壁。いよいよボヌールの全貌があきらかになってきた感じ。ここに、お店のロゴマーク「B」を施した看板が取り付けられれば完成です。外装はあともう一歩というところですが、すでに内装は完成!落ち着いたブラウンの棚にオフホワイトに塗られた壁。その壁の一部にはレンガがほどこされ、どこか南仏の田舎町を思わすような温かみのある雰囲気が漂っています。



(レジ側から入り口を見るとこんな感じ)




テストベイキング 2006年2月24日〜

「ボヌール」オープンまで残すところあと1週間。店内では、たくさんのスタッフの方たちが開店に向けて忙しそうに働いています。ボヌールのスタッフは総勢22名。主に製造担当が12名、販売が10名とのこと。販売スタッフたちは、交代で客になりながらレジ打ちの練習や接客のシミュレーションをしていました。


(店内に入ってすぐ目に付くのが、
レジの後ろに置かれたこの石窯)



(こんなにかわいらしいミニミュア石窯も!)


そして、棚には既にたくさんのパンが並べられています。エマニュエルさんが作るハード系のパンも種類豊富。センス良くカゴに入れられたプチパンや、クロワッサンやパン・オ・ショコラといったヴィエノワズリー。その向かいの棚には惣菜パンや菓子パン、その奥にはサンドイッチ、そしてレジの近くには食パン類が並びます。この充実ぶりは、ハード系のパンが好きな人、惣菜・菓子パンが好きな人、そして子供からお年寄りまでと、いろんな客層に対応できるはず。


(今からパンを選ぶのが楽しくなりそうな
品数とディスプレイ)



(これがお店のスペシャリテ「パンボヌール」)


(子供も好きな“日本のパン”も健在)


(エマニュエルさん作のタルト2種。
レモンとチョコレート)



奥の厨房では、スタッフの方たちがテストベイキングの真っ最中でした。材料や器具の揃った厨房は、早くもしっかり使いこなされているようで、みなさんてきぱき動いています。エマニュエルさんも他のスタッフに仕事を教えながらの作業です。





パンは非常にデリケート。その日の温度や湿度、生地の状態によって作り方も変わってくるのは仕方のないこと。しかし、そのためエマニュエルさんの作るパンを完全にマニュアル化できないので、なかなか他のスタッフに伝授できないのが辛いところだそう。開店までのこの追い込みの時期、やるべき事、覚える事がたくさんあって大変とはいえ、

「やっぱり新しいお店はいいですよ」

と店長の上條さんは笑顔で言います。

また、お店のロゴマークにショップカード、そしてサンドイッチに貼られたシール…、それらのデザインは全てスタッフ皆で考えたそう。でも大変だった分、出来上がった時の喜びと愛着は大きいもの。ピカピカに輝く真新しいステンレスの壁や機材が、活き活きと動くスタッフたちの心を表しているようです。希望に包まれた店内で、スタッフたちの明るい笑顔に出会える日ももうすぐです!




(お店の外ではスタッフの方が、
道行く人に開店を知らせるチラシを配っていました。
開店当日はうれしいプレゼントがあるかも!?)



(ボヌールのショップカード。
玉子のような形と、この淡い色合いがかわいらしい)