Arnaud Larher「アルノ・ラルエル」
53 rue Coulaincourt 75018 Paris
tel: 01.42.57.68.08



Sapin Gourmand「サパン・グルマン」 25euros


数々のコンクールで賞を獲得し、ラファイエット・デパートのデザート顧問を務める、アルノ・ラルエルは、パリの若手パティシエの中でも高い評判を得ています。30歳のパティシエの店は、モンマルトルの丘の裏手。庶民的な住宅地の一角に居を構え、一日中界隈のお菓子好きな人々が集っています。

ショコラティエ(チョコレート職人)としての腕も高い彼のクリスマス作品は、6種類用意された通常のビュッシュ・ドゥ・ノエルたちに加え、チョコレートで作ったサパン(樅の木)。著名チョコレートメーカの「ヴァローナ」とのコラボレーションで作り上げたものです。円錐形のチョコレートに、中央に穴を開けた円盤型の薄いチョコレートを、徐々に大きさを小さくしながら積み上げ、樅の木の形に。円盤チョコレートの一枚一枚には、アーモンドやオレンジコンフィが散らされていて、いわゆるマンディアン仕立てになっています。これらのトッピングはまるでツリーのオーナメント。ちっちゃなプレゼントボックスが根元に、一番上には星の代わりにお店の名前入りの四角い紙を取り付け、軽く粉砂糖を振って雪のようにあしらい、甘くて美味しいクリスマスツリーの完成です。

大きさは大小2種類(画像は小サイズ)、チョコレートはミルクとブラックの2種類(画像はブラック)から選択可能。
上から一枚ずつ円盤型のチョコレートをはがしていくのもウキウキすれば、トッピングのナッツ類やフルーツコンフィなどのいろいろな味わいが楽しめるのもなんだか嬉しい。円盤を全部食べ終わってしまっても悲しまないで!支柱となっている円錐形の部分もしっかりチョコレート。最後まで美味しく食べられる樅の木なのです。パリンとした歯ごたえのチョコレート部分は、チョコレートという素材の本質的な美味しさを満喫できます。
特性のケースに入っていてプレゼントにも最適。普通のツリーの代わりに、こんなツリーが部屋に飾られていても嬉しいですね。「ヴァローナ」という一流メーカーと、「アルノ・ラルエル」という一流パティシエの利点が合わさって完成した、とても素敵なクリスマスツリーです。

2月には、新宿伊勢丹で開かれる"サロン・デュ・ショコラ"にも、J−P・エヴァンと共に参加予定のアルノ・ラルエル。ヴァレンタイン・デーに向けて、きっとチャーミングな新作を披露してくれることでしょう。こうご期待!