クリスマス連休も終わり、2006年はもうすぐそこ。一年が過ぎるのって、本当に早いですよね。今年も一年間本当にどうもありがとうございました!
今年のクリスマスはお天気にも恵まれ、街はいつも以上に華やいだムードに満ちていたような気がします。気の合う仲間とのパーティや恋人との素敵なひと時を過ごした人も多いのではないでしょうか?
プレゼントやディナーも良いですが、クリスマスの楽しみといったらやっぱりケーキ!
パナデリア恒例のクリスマスパーティでは、ナント5個のケーキをオーダー。他にも、とびきりのスペシャル素材が登場し、今年もおいしいものが勢揃いしました!
それでは、パーティの様子をご紹介します。



am 11:00
ケーキ屋さんに出発!今回は、アポワン、リリエンベルグ、パリセヴェイユ、シェ・シーマ、そしてラ・メゾン・デュ・ショコラと広範囲のため、3人のスタッフが手分けして買出しへGo!イブ前日だったためか、どのケーキ屋さんも混雑はなく、いつもと変わらない様子で一安心。

pm 3:00
今回も会場はライターの浅妻さん宅。アイランド式のキッチンは、料理を作りながらのパーティにぴったり!いつみても本当に素敵です。




pm 3:30
着々と準備が進みます。今回も、シェフはもちろん主宰の三宅清。ケーキ&パンは当然のこと、料理をも知り尽くした三宅が作り出す料理は、洗練と繊細を併せ持つ逸品ぞろい!
なんと、この日は本物のコックコート姿で料理を披露。普段はなかなか目にすることのない(?)、職人顔負けの厳しい表情で鍋を握ります。


pm 5:00
いよいよパーティがスタート。
今回の会報誌(1月初旬にお手元に届く予定です)にも登場する、憧れのシャンパン「クリュッグ」で贅沢に乾杯です。サラッと爽やかな飲み口と、深くコクのある香りがなんとも優雅!


こちらも恒例となりつつある
アポワンのフォアグラとトリュフのパイ!
食欲をそそるピンク色のトリュフがゴロゴロ
たっぷり入っています。パイのおいしさは言わずもがな。
バターのミルキーな風味が、お肉たっぷりの骨太な味を
まろやかにまとめ上げています。
中央の鴨の形がかわいい!














今回のとびきりの食材とは「鹿」。それも、新スタッフOのお父上が仕留めた鹿肉なのです。
約10日前に送っていただき、丁寧に冷温で熟成。その後、一昼夜かけて「ドメーヌ・ソガ」の赤ワインと、野菜とオリーブオイルでマリネしたもの。
旨みが増し、繊維が柔らかくなった鹿肉は最高でした。臭みもクセも全くありません!
ヴァルサミコを丸ごと1本煮詰めたコクのあるソースと、秋に収穫し、氷冷貯蔵した巨峰を煮詰めたソースを合わせた、甘酸っぱいソースがまた絶品!
ジビエのおいしさを再確認する逸品でした。







そして待ちに待ったケーキが登場!
どんなに食べて飲んでもケーキは別腹のパナデリアですが、同席したスタッフSのご主人は
私たちのケーキの食べっぷりに密かに圧倒されていたのだとか・・・。
曰く「食べ物を仕事にするって大変だな」だそうですが、いえいえトンでもない!
おそらく自分の誕生日と同じくらい、満ち足りた幸せなひと時です。

そして、お待ちかねのプレゼント交換タイム。
♪ジングルベル、ジングルベル、鈴が鳴る〜♪
のメロディに合わせ、右隣の人にプレゼントを回していきます。

小さいもの、重たいもの・・・。
どれも外側からは判断が出来ないのがもどかしい。
今年は誰のプレゼントが回ってくるかと、ドキドキです!







あー楽しかった、と時計を見ると、すでに23時をオーバー。
「きゃー!電車がなくなる!!」
おなじみの台詞と共に、パーティは終了。
愉しく、そしておいしい1年に感謝!毎年あまり進歩のないパナデリアですが、来年もどうぞよろしくお願いします!


シェ・シーマ
ショートケーキ・ア・ラ・シーマ

「今年のクリスマスケーキは、薄いシュトーレンの上に、ショートケーキの組合せ」と聞いて、ずっと気になっていた一品。
脂肪分が高くコクのあるクリームがドレープ状にたっぷりデコレーションされています。バターと卵の香るジェノワーズもリッチで、満足度たっぷり!
イチゴやサンタクロースにトナカイと飾りも賑やか!
クリスマスを楽しんで欲しいというシェフのやさしさのあらわれなのかもしれません。
リリエンベルグ
クリスマス ベアー

クリスマスケーキの予約開始日は、まるでコンサートのチケット取りのように、電話がつながらなかったリリエンベルグ!中でも一番最初に売り切れてしまったのが、この「クリスマス ベアー」です。
丸型のケーキを3つ組み合わせたベアは、思いのほかリアル!ぺロッと出した舌や、鋭い蹄など、細かいところまで細工が施されています。
ベアーの中は、ふわふわジェノワーズと栗の入ったチョコレートクリームになっていました。
リリエンベルグ
シュネーバウム

「きゃー、かわいい!」と歓声が上がったのが、これ。
なんとケーキのツリーをクッキーで完成させるという、楽しく・かわいく・おいしいと、三拍子揃ったケーキなのです!
中は、ふわふわのジェノワーズと口どけの良い生クリーム。なんと6層にもなっていて、それぞれに、バナナ、イチゴ、キウイなどのフルーツが入っています。口の中でシュワッと溶けてしまうような口どけの良さと、後味の軽さはリリエンベルグならでは。
別添えのクッキーは、『NOEL』の文字のほか、長靴やベル、星など様々。飾りとはいえ、サクッと食感がよく、バターの風味豊かなのはさすがです。
直径16cm、高さ23cmと大きめですが、甘さ控えめで軽いので、いくらでも食べられてしまいそう!
家族で友達で、わいわい楽しみたいケーキです。

パティスリー パリセヴェイユ
ラルモニー

大人のノエルを飾るのにふさわしい、すっきりと洗練されたデザインが素敵。
ミルキーなホワイトチョコレートムースの中には、みずみずしいイチゴのジュレとムース。そして、その下にはザクザクと食感の良いプラリネクリスティヤンが忍ばせてあります。
濃厚なムースに、プラリネのナッティなコクと、フルーティなイチゴのバランスが素晴らしい逸品です。
ラ・メゾン・デュ・ショコラ
アントゥルメ・カンベロ

パリから空輸で届いたのは、レ・カーブ・タイユバンのシャンパン・ブリュットを使用したショコラのケーキ。
濃厚なムースはカカオの苦みと酸味がしっかりと主張。フランボワーズの甘酸っぱい風味が、全体を上品にまとめ上げています。
ショコラの力強い味わい、シャンパンの香り、そしてフルーティな風味・・・。優雅に時間をかけて楽しみたい、大人のケーキです。