冬は楽しいイベントが目白押しの季節。そして、その行事と共に楽しむお菓子も欠かせません。クリスマスが終わったと思ったら、あっという間にエピファニーが過ぎ、バレンタインはもう目前です。今やバレンタインは日本でも大切な季節行事。愛する人に思いを伝えるのはもちろんのこと、お世話になった方への「感謝のチョコ」、職場や学校での「義理チョコ」や、友達同士で交換して楽しむ「友チョコ」など、渡す相手の顔を思い浮かべながらチョコレートを選ぶことも楽しみのひとつです。

皆さんはバレンタインのチョコレートを、どんなことを基準に選びますか? 味はもちろん、パッケージや値段、そして相手のチョコレートの好みも大切なポイント。特に男性の場合、チョコレートが苦手の方も少なくありません。またパナデリアでいつも紹介しているような専門店のチョコレートは、濃厚すぎて苦手な方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は”チョコレート菓子”と幅を広げ、バレンタインデーに気軽な贈り物にできそうなものを選んでみました。





CONTENTS

エーグル・ドゥース
ベルアメール
ジャン=ポール・エヴァン
マダムセツコ
デカダンス・デュ・ショコラ
ピエール・マルコリーニ
トイスチャー
エコール・クリオロ
ゴディバ
デメル






エーグル・ドゥース
フランスのエスプリ漂うエーグルドゥース。
開店からもうすぐ一年が経ち、最近はチョコレートのアイテムも少しづつ増えています。チョコレートそのものでなく、一工夫加えることでより食べやすく仕立てられたチョコレート。気軽な感じで楽しめるところがいいですね。

クラッケショコラ(\735)


ホワイト

練乳のような風味のあるホワイトチョコレートに、糖衣がけしたアーモンドと苺のドライフルーツをのせたもの。チョコレートの部分にはフリーズドライの苺とクランチを混ぜ込み、苺のキュッとした酸味とナッツの食感がアクセントに。
ミルク
ミルクチョコレートのパートナーは、爽やかな香りのオレンジピール。ねっとり感のあるミルクチョコレートにはアーモンドダイスが練りこまれ、口の中でこの3つがゆっくりと一体化する。

住所東京都新宿区下落合3-22-13
電話03-5988-0330


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ベルアメール
代官山店に続き、2店舗目の八雲店もオープン。デパートの催事への出店も増えているという「ベルアメール」。「日本人の嗜好にあったチョコレートを作りたい」という小杉シェフの思い通り、ベーシックなものから和素材を使ったものまで、幅広い商品ラインナップ。一度はチェックしたいショコラトリーです。

オランジェット(\1,260/100g)


イタリア産オレンジピールを、カカオ分70%のビターチョコレートでコーティングしたもの。口に入れるとチョコレートがさっと溶け、オレンジの華やかな香りと酸味が広がります。
住所東京都目黒区八雲1-4-6
電話03-5701-2523
URLhttp://www.belamer.jp/


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ジャン=ポール・エヴァン
最近では地方にも出店し、その勢いは止まる事がないジャン=ポール・エヴァン。昨年のヴァレンタイン前には店に長蛇の列ができ、今年も同様のことが予想されます。エヴァン氏のチョコレートは、酸味や苦みをしっかりと効かせた大人の味わい。フランスからの空輸品のため価格は高めですが、それでもついつい買ってしまうのは、やはりその深い味わいが心を掴んで離さないからなのでしょう。

パンプルムス(\2,500 /100g)


グレープフルーツピールに、ダークチョコレートをかけたもの。ピールの厚い果肉がしっかりとシロップを吸い、パート・ド・フリュイのような食感でジューシーな仕上がり。グレープフルーツの優しいほろ苦さとフレッシュ感が、酸味のあるチョコレートとよく合っている。
住所東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店B1F 他
電話03-3351-7882
URLhttp://www.jph-japon.co.jp/


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マダムセツコ
日本人には馴染み深いメリー社が世界に向けて発表した「マダムセツコ」。日本の素材や美的感覚を生かして作ったチョコレートは、パリで行われるサロンドショコラでも高く評価されています。

季節の花チョコレート(うめ)(\315)


梅干や梅酒といった加工品のイメージが強いうめを、フルーツとして活かした商品。梅の果汁をビターチョコレートに合わせたガナッシュは口の中でスルスルと溶けていき、しっかりした酸味と梅の香りが鼻に抜ける。甘さを控え、さっぱりとしたチョコレート。
住所東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店B1F
他、メリーチョコレートの一部店舗にて取り扱い。
電話03-3352-1111
URLhttp://setsuko.co.jp/japanese/index.html


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デカダンス・デュ・ショコラ
カカオの産地と品種別のチョコレートを名刺に見立てたチョコレートインデックスなど、ベーシックな商品を新しい切り口で展開していく「デカダンス・ドゥ・ショコラ」。そのアイディアにはいつも驚かされ、手の込んだパッケージも楽しみのひとつです。

クレヨン ブレジリア(\230)


クレヨンをイメージしたスティック状のボンボンショコラ。アラビカコーヒーを使ったコーヒーガナッシュを、ビターチョコレートでコーティングしたもの。口の中でスルスルと溶けるガナッシュの食感が印象的。チョコレートとコーヒーの共通要素である苦みと酸味が一体化し、その効かせ具合がちょうど良い。
住所東京都渋谷区鉢山町10-13
電話03-5489-0170
URLhttp://www.decadence.jp/


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ピエール・マルコリーニ
最近は羽田空港の新ターミナルにも出店したピエールマルコリーニ。フランスとベルギーのチョコレートの特徴を併せ持った味わいで、雰囲気のあるパッケージなど、ついついその魅力に引き寄せられてしまいます。濃厚な味わいのアイスクリームも大人気。銀座本店の前には、行列が絶えません。

パーブ ド トゥール フォンダン(\315)


薄く繊細なタイプのフィユティーヌをアーモンドプラリネでまとめ、ダークチョコレートでコーティングしたもの。ベルギーチョコレートらしいまったり感があり、サクサクとした食感も楽しい。
住所東京都中央区銀座5-5-8
電話03-5537-0015
URLhttp://www.pierremarcolini.jp/


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トイスチャー
トイスチャーといえば「シャンパントリュフ」。あまりにも有名で、あえて避けている方も多いのではないでしょうか? しかし食べてみるとそのインパクトのある味わいにびっくり。バレンタインに関わらず、一度食べてみる価値があるものだと思います。

シャンパントリュフ(\315)


高級シャンパーニュの代名詞とも言われている某シャンパーニュを使ったトリュフ。スイスらしい乳風味豊かなチョコレートに、シャンパーニュとは思えないほどのどっしりとした洋酒の風味が加わり、驚くほど濃厚な味わいに。サイズが大きく、口溶けもゆっくりのため、まるで飴をなめるようにゆっくりと味わいたい。
住所東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号
新宿高島屋B1F 他
電話03-5361-1111


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エコール・クリオロ
シェフのサントス氏はヴァローナ社の技術指導を担当していたほどの実力の持ち主。シェフの作るチョコレートは意外にも自由な発想でカジュアルなもの。本格派のチョコレートでありながら、幅広く受け入れられる商品が揃うパティスリーです。

チョコレートバー(フランボワーズ)(\350)


チョコレートで覆われたバーの中は、ライスクリスピー、ナッツ、フィユティーヌなどのサク感のある素材にフリーズドライのフランボワーズを加え、プラリネでつないだもの。スナックのような軽さのなかにフランボワーズの甘酸っぱさが際立ち、チョコレートが苦手な人でもおいしく食べられる。
住所東京都豊島区要町3-9-7 
電話03-3958-7058
URLhttp://www2.odn.ne.jp/~cbp97990/


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ゴディバ
「バレンタインに贈る高級チョコレート」といったら真っ先に思い浮かぶのがゴディバ。馴染みの定番商品だけでなく、最近は「キャトルエレマン」「G」など新しい商品を発表し、評判も上々。これからが楽しみなブランドです。

パレショコラ(\1,785 /20枚入り)


スイートタイプのチョコレートを、ラングドシャクッキーでサンドしたもの。チョコレートとクッキー共に口溶けが良く、後を引く美味しさ。食べる側にとっては、個別包装も嬉しい配慮。
住所銀座店: 中央区銀座6-8-5 小松アネックス1F 
その他取り扱い店舗に関しては、ウェブサイトをご参照ください。
電話03-3571-6061
URLhttp://www.godiva.co.jp/


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デメル
ウィーン菓子の老舗であるデメル。ザッハトルテをはじめとして、チョコレートを使った商品が豊富です。パッケージに凝った商品も多く、贈答品として人気の高いブランドです。

チョコバンブー(\2,100 /16本入り)


ヘーゼルナッツを練りこみ,シナモンなどのスパイスを効かせたクッキーを、スイートチョコレートでコーティングしたもの。しっとりとして口溶けがよく、ウィーン菓子独特の深い風味があります。
住所原宿クエスト本店: 東京都渋谷区神宮前1-13-12
その他取り扱い店舗に関しては、ウェブサイトをご参照ください。
電話03-3478-1251
URLhttp://www.demel.co.jp/


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