登場したショコラ



Paris


Gambetta
「シュクレ・カカオ」


生チョコレートのような見た目ですが、中は、プラリネたっぷりの軽いガナッシュになっています。ハッとするほど濃厚なナッツの風味がありながら、後味はサラッとキレがあるのはさすが! 自家製プラリネならではの貴重なおいしさです



マンディアン レ / ノワール
 「カール・マルレッティ」


ドライフィグ、レーズン、ヘーゼルナッツ、ピスタチオをのせたマンディアン。まったりとした“レ”と“ノワールの 2種類



キャラメル 「ジャック・ジュナン」

口に入れると、フワッと広がるバターとクリームのコク、そして柔らかなキャラメルの香ばしさ。濃厚なのにしつこくない、素材の良さを感じさせるキャラメルです。ネチッとせず、口の中でスッととろけてしまうような繊細な質感も魅力。プレーン、ヴァニラ、生姜、ショコラ、ノワゼット、ピスターシュ、アマンド、クルミ、マカデミアナッツ、カシューナッツ、マンゴー&パッション、ヌガーの12種



ボンボンショコラ
 「ジャック・ジュナン」


パーティのために選んだのは、72個入りのボックス。お店の方が、バランスと美しさを計算して並べてくれただけあって、取ってしまうのがもったいないほど。
ノワールは、ナチュラルなショコラノワールのガナッシュ、ベルガモット風味、ジャマイカ産の胡椒、プラリネナチュール、フィユティーヌ入りのプラリネ ショコラノワール。レは、フィユティーヌ入りのプラリネ ショコラレ、ウーロン茶風味、グレープフルーツ風味、トンカ豆を用意しました



カルーセル
 「ジャン=シャルル・ロシュー」


今年のサロン・デュ・ショコラ(日本)で、話題だったのがこれ。ヒラヒラと薄く削って食べる新発想のショコラです。見た目の驚きと、楽しさはもちろんですが、味にも驚きが。薄いので口に入れた途端にシュッと溶け、風味がパンッと素早く広がるのです! 今回いただいたのは、濃厚なプラリネ風味のショコラでしたが、重くなくいただけるのも魅力。一家に1台ほしいアイテムです



サブレ・オ・シトロン
 「ピエール・エルメ・パリ」


“それ、日本でも売ってますよ!”という声が聞こえてきそうですが、これには理由が。パナデリアがフランスでいつも感じる、素材力を皆さんにも実感してほしかったのです。
バターをたっぷり使ったサブレは、まるでチーズような濃厚かつ深みのある味わい。粉の旨みとも相まって、日本の焼菓子とはひと味違う濃厚さが広がります。レモンの酸味をきかせたグラスもポイント!




Dijon


カシシーヌ  「Dijon STREET」

パナデリアのイベントで以前にも初回したことのある、ディジョン銘菓。やわらかい食感のパート・ド・フリュイの中には、クレームドカシスが閉じ込められていて、カシャッという音とともに、口の中にトロリと溢れ出します。名物にうまいものナシ!とは言わせない、おいしい名物です




Pain d'epices agumes  「LA ROSE DE VERGY」

同じくディジョンから、オレンジ、レモン、クレモンティーヌのコンフィが入ったパンデピスが登場。見た目よりも、ずっとしっとり感があり、口どけがいいのが印象的でした。さらに、柑橘系のフルーティさが加わることで、ハチミツだけのパンデピスよりも食べやすいイメージ。クリームチーズなどにも合いそう!



ベルランゴ
 「LA ROSE DE VERGY」


ベルランゴとは小さな飴のこと。味は、カシス、フルーツ、蜂蜜の3種類。外国のものながら、穏やかな風味でした



ボンボンショコラ  「ファブリス・ジロット」

ディジョンを代表するショコラティエといえば・・・。そう、ファブリス・ジロット氏です。27歳の若さでショコラのM.O.F.を獲得し、今やショコラ界の重鎮と呼ばれているジロット氏のボンボンは、決して尖った味作りではないのに、しみじみおいしい!中でも、香りのいいフランボワーズやレモンゼストなど、フルーツ系のものが秀逸でした。作り手の、包容力と温かみが伝わってくるような、余韻の深さには脱帽です



マンディアン、生姜のコンフィチョコ、キャラメル 「ファブリス・ジロット」


リンゴのコンフィとキャラメルを乗せた、ファブリス・ジロットらしいマンディアン。ベースのチョコレートがミルクなので甘さはしっかりしていますが、濃厚なおいしさ!生姜のコンフィをシンプルにコーティングしたものや、シトロン、パンデピス、カフェ、アマンドノワゼット、ショコラ、ヴァニラ、リンゴ、カシスなど、バリエーション豊かなキャラメルも好評でした





タブレット(Noisettes、Kalouga、Jour et nuit)
 「ベルナシオン」


泣く子も黙る「ベルナシオン」も登場。ファブリス・ジロット同様、尖ったところはないのですが、風格を感じさせる圧倒的なおいしさがあるように感じました。今回のおすすめは、中にトロリとしたキャラメル・ブール・サレが入った“Kalouga”。絶品です!




バール・アンフェルナル・レ / ノワール  「プラリュ」

数年前、パナデリアが衝撃を受けたのが、このバール・アンフェルナル・レ! 濃厚ながら口どけのいいプラリネと、コクのあるミルクチョコレートが生み出すこの味わいは、やはり名作としかいいようがありません。レとノワールがありますが、プラリネを楽しみたい方にはレをおすすめします。



Atlantique
 「フランク・ケストナー」


タブレットの間に、トロリとしたキャラメル・ブール・サレと、サクサクのサブレをサンドした、フランク・ケストナーの名作。やや酸味のあるビターなショコラがまったりとしたキャラメルを包み込んでいるので、ビターすぎず、甘すぎないおいしさ。食感のアクセントも見事です




Ecuador


ボンボン(バナナ、ゴールデンベリーなど)  「Pacari」

「Pacari」の隠れた名作が、このボンボンシリーズ。というのも、バナナやゴールデンベリー(食用ほおずき)といった中のドライフルーツも“メイド イン エクアドル”なので、とにかく味が濃いのです! しかも、コーティングのチョコレートにも、しっかり酸味やカカオ感があるので、かわいらしい見た目を裏切るおいしさ。日本で「Pacari」が発売されることを願います!




日本



カカオプリン
 「ラ・スプランドゥール」


オーガニックチョコレート「KAOKA」を使った、きめ細かく、なめらかな舌触りのカカオプリン。最初は濃厚に感じますが、意外にもキレのある後味に驚きます。プリンのなめらかさとは対照的に、カリカリッと食感のいいチュイルはカカオニブ入りなので、カカオ豆の香りとほろ苦さが広がります。



クグロフ、カカオニブ入りパン、ショコラオランジュパン
 「ラトリエ・ドゥ・プレジール」



“ショコラのパン”と聞くと、チョコレートを巻いたり、散りばめたりしたものを想像しがちですが、これはまったくの別物です。
通常、パン屋さんでは焼成用に加工されたチョコレートを使いますが、シェフの田中さんはカカオ本来のおいしさをいかそうと試行錯誤し、カカオニブの香りを抽出した水を使ったカカオの生地を考案。さらに、焼成しても分離しないように、製菓用のクーベルチュールにもひと工夫して、新感覚のパンを完成させました!
カカオのほろ苦さや風味がいきたおいしさには、“どうして今までこういうパンがなかったの?”と不思議に感じてしまうほど。お店で見つけたら、ぜひ味わってみてください!



シングルカスク
 「オリジンーンヌ・カカオ」


艶やかなグラサージュが美しいシングルカスクは、12年物のシングルモルトウィスキーを使用したチョコレートケーキ。今回は、特別に小さなサイズにしていただきましたが、それでも酔っ払ってしまいそうなほどウィスキーが効いています。そんな力強さと共存しているのが、川口シェフらしい、エレガントなショコラの味わい。とにかく、味も食感も密度の高いインパクトのあるケーキです!



ドローム
 「オリジンーンヌ・カカオ」


フランス・ドローム県のフランボワーズピュレを使ったガナッシュは、酸味がキュッと効いていて、香りも華やか。酸味のあるチョコレートとの相性も抜群です!



アズール、マカロン(カフェ)
 「ピエール・エルメ・パリ」


柚子とショコラの組合せ"アズール"を、小さなエモーションのスタイルで。上のジュレは、気持いいほど柚子の酸味が効いていて、まったりしがちなチョコレートにみずみずしさを与えています。一方、マカロンはショコラと相性の良いカフェをセレクト







ショコラの芳しい香りに包まれてパーティは終了。
簡単にご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?
パナデリアでは、またこんなおいしくて楽しいイベントを企画したいと思っていますので、どうぞお楽しみに!
(2011.04) 



「Bijoux de Rose」ビジュー・ド・ローズ
 大丸東京店 にオープン!



「メサージュ・ド・ローズ」が2月25日に、大丸東京店にパート・ド・フリュイ専門店「Bijoux de Rose」をオープンしました。薔薇の形をしたパート・ド・フリュイは、フレッシュなフルーツのピュレを使った伝統的な味わいのもの、全12種。
マスカット、リンゴ、ローズ、ピーチ、ラズベリー、ライチ、ミカン、カシス、マンゴー、ブルーベリー、デラウェア、ライムなど、薫り高いフルーツが、美しい薔薇の形に閉じ込められています。フルーツとお砂糖の奏でる贅沢な一輪をお楽しみください。



ビジュー・ド・ローズ
大丸東京店 ほっぺタウン1階 和洋菓子売り場
東京都千代田区丸の内1-9-1
営業日時などは大丸東京店に準じます



イベントトップに戻る






※このページの情報は掲載当時のものです。現時点の情報とは
 異なる可能性がございますのでご了承ください。