オーブンミトン 小嶋ルミさん

「個人的にはパート・ド・フリュイとか、大好きです。ピュレを使うのになんだか抵抗があるし、機材等の関係で店では作れないコンフィズリもあるけれど、生姜や文旦のコンフィなど期間限定で出したものもありますし、出せば売れるんです。うちの店だからこそできるものもあるかもしれないな、と思いました。日本の素材を使ったものなど、もっとこれからやってみたいですね。」


オーボンヴュータン 河田勝彦さん

「コンフィズリは菓子屋がこれからもっと取り組んでいかなければいけないジャンル、可能性のあるジャンルだと思います。店ごとに設備の違いはあるでしょうが、その中でどこまで挑戦できるかの問題ですね。お客さんももっと菓子屋にいろいろ要求してくれていい時代だと思いますよ。」


テオブロマ 土屋公二さん

「コンフィズリっていうと昔のあまりおいしくないお菓子というイメージがあるんですけど、本当はそうじゃないんですよね。なかなか扱いの難しいものもあるけれど、自分の店でも少しずつ地道に増やしていきたいと思います。ブームになって大量生産でおいしくないのが出回って、また廃れてしまうというのだけは避けたいですね。」


ラ・シュエット 近藤冬子さん

「コンフィズリーというと、チョコレートのような高級なお菓子というイメージと、駄菓子っぽい庶民的なイメージの両方がありますが、その本当のおいしさに目覚めたのはまだ最近のこと。教える立場としても今後取り組んで行きたいお菓子ですね。クリスマスなど行事のときにお店のウィンドウを飾ったら楽しいんじゃないでしょうか。」



ルコント 友田一人さん

「まだ日本ではコンフィズリーの庶民的な面と贈答品という面の使い分けができるまでには至っていないと思います。そういった部分をこれからどう伝えていくかは一つの課題ですね。なかなか手のまわらないジャンルでもありますが、日本ならではの季節感を取り入れたものなど、揃えていきたいと思います。