皆さんは、ジュリア・チャイルドという女性をご存知ですか?
日本ではあまり知られていませんが、アメリカではとても有名な料理研究家。
「ボナペティ!」を決り文句に、明るく楽しくフランス料理を紹介する彼女のテレビ番組は、多くの女性を魅了し、アメリカの食卓に一大革命をもたらしました。
この映画「ジュリー&ジュリア」では、そのジュリア・チャイルドと、彼女に憧れるごく普通のOL、ジュリー・パウエルの2人が主人公として登場します。

ジュリアの舞台は、1949年のパリ。夫の転勤でパリに暮らすことになったジュリアは、たちまちフランス料理のとりこに。当時はプロを目指す男性ばかりだった「ル・コルドンブルー」の門を叩き、自らの人生を切り開いていきます。



ル・コルドン・ブルーで、めきめきと料理の腕を上げるジュリア



一方、ジュリーが暮らすのは現代のニューヨーク。理想とは違う現状に悶々とするジェリーは、自分を変えるため、幼い頃から憧れていたジュリア・チャイルド著「Mastering the Art of French Cooking」のフランス料理524種類すべてを作り、さらにブログにつづる、という大それた挑戦をすることに!料理好きとはいえ、レシピのなかには、彼女の苦手なロブスターや、鳥一羽をまるごとさばく料理もあるから大変。はたして、すべて完成させることはできるのでしょうか?


くる日もくる日も、ジュリアのレシピと格闘するジュリー。
もちろん、おいしそうなケーキも登場します




50年という時を超え、料理を通じて2人の人生が交差していくこの映画。出来たてのおいしそうな料理を前に、自身の夢を追い求めるジュリーとジュリアそれぞれの生き方が、鮮やかに描きだされていきます。
“自分にも何かできることがあるのでは・・?”と悩みながら立ち向かういうジュリアの挑戦は、あなたにもきっと勇気をくれるはず。そして、ジュリーが教えてくれる、「食べること」の大いなる幸せには、思わず大きくうなずいてしまうことでしょう。



料理が生きがいのジュリア。
作っているときの彼女は本当に幸せそう!




『めぐり逢えたら』、『ユー・ガット・メール』で知られるノーラ・エフロンの監督・制作・脚本によるテンポのいいストーリー展開はもちろんですが、大女優メリル・ストリープが演じる存在感たっぷりのジュリーは見事!そのほか、『魔法にかけられて』のエイミー・アダムス(ジュリア)、『プラダを着た悪魔』のスタンリー・トゥッチ(夫ポール)など、充実のキャストにも注目です。


無事に524レシピ達成の日はくるのでしょうか?



クリスマスももうすぐ。 大切な人を誘って、おいしく、心温まるひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?




 12月12日(土) ロードショー!
 ジュリー&ジュリア
 (メリル・ストリープ、エイミー・アダムス、監督・脚本:ノーラ・エフロン)
 2009年/アメリカ映画/原題:JULIE&JULIA/本編上映時間2時間3分
 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
 http://www.sonypictures.jp/




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