今年も行ってきました、夏の京都へ!祇園祭や五山送り火を終えたこの時期は、気分はもう秋を迎える気配・・・とはいえ、まだまだ本当に暑い!でも、じりじりと照りつける強い日差しとも、あともう少しでお別れ。そう思うと、なんだか寂しいような、もったいないような気持ちになるから不思議です。やっぱり今のうちに、冷たいものを食べておかなくちゃ!というわけで、京のひんやりスイーツ第2弾をお届けします。
さて、京都といえばお寺や神社めぐりが定番ですが、観光した後で“ああ、涼みたい”と思って辺りを見回すと、甘味屋さんやカフェに出会えるはず。そう、京都には観光名所の近くにそういうお店が多いんです。そして、せっかくの京都だから、店では迷わず和素材のものを選んでみて。抹茶は定番中の定番だけど、きなこもお薦め。氷やアイス、わらび餅にドリンクにと様々なスタイルで登場するから面白いですよ。
まだまだ間に合うひんやりスイーツ。夏の終わりは京都で涼んでみてはいかがですか?(2008.08)


第1弾は→こちら 










わらび餅 ¥420


田舎氷 ¥810



二年坂や三年坂からほど近く、八坂の塔を間近に臨める場所にあります。ここは、明治末に落語家の桂文之助さんが開いたというお茶屋さん。お札がベタベタと貼られ、大きな赤提灯がぶら下がった門をくぐると、一気にタイムスリップ!時代劇に出てくるお茶屋さんそのものの世界にどっぷり浸れます。
さて、文の助茶屋といえば、わらび餅、が定番。大ぶりのやわらかなお餅に、きなことニッキがほんのり。そして今の時期なら、絶対に田舎氷がお薦め。きなこアイスと白玉と、それからきなこ蜜がたっぷりかけられた氷の下には、名物のわらび餅が。きなこ蜜が染み込んだサラサラの氷に、冷えてぷりっとしたわらび餅・・・この素朴な味が病みつきになりそう。風情たっぷりの店内でおいしさも倍増です!


文の助茶屋 本店
住所 京都府京都市東山区下河原通東入八坂上町373
TEL075-561-1972
営業時間10:30〜17:30
定休日水曜
URLhttp://www.bunnosuke.jp/index.html








できたてきなな ¥500


きななハポン ¥1,000



祇園界隈で町屋が立ち並ぶ石畳の小道に、なにやら行列が・・・と思ったら、そこが祇園きなな本店。京都で大人気のアイス屋さんです。といっても、ただのアイスではありません。ベースは丹波黒豆きなこを使ったきなこアイス。そこに黒胡麻や抹茶、黒蜜などのフレーバーをプラスした和風のヘルシーアイスなんです。テイクアウトも可能ですが、せっかくなら店内でいただきたいもの。看板商品は「できたてきなな」で、その名の通り、できたてならではのふんわり軽い口あたりが魅力。きなこの甘みと香りが口いっぱいに広がります。コクがありながら甘さや脂肪分控えめで低カロリーというのも嬉しいところ。でも、アイスだけじゃ物足りないっていう人には、パフェもお薦め。「きななハポン」はアイス3種(プレーン、黒胡麻、よもぎ)に蕎麦ぼうろ、白玉、餡、わらび餅などが盛られて、楽しさもボリュームも満点。どんなに食べてもヘルシーな感じがするから安心です?!


祇園きなな 本店
住所 京都府京都市東山区祇園町南側570-119
TEL075-525-8300
営業時間11:00〜19:00(L.O18:30)
定休日不定休
URLhttp://www.kyo-kinana.com/index.htm








抹茶宇治金時 ¥800



阿月といえば、ふんわりとした生地に自家製の餡を挟んだ「三笠」が有名。目の前で職人さんがせっせと生地を焼いているので、店内には甘〜い香りが立ち込めています。ここで焼き立ての三笠山をほおばるのも幸せですが、是非お薦めしたいのが、店内でいただく甘味類。「抹茶宇治金時」の主役も、やっぱり餡。大粒の小豆は甘さを控えてさらりと炊き上げてあるから、とても上品で、豆そのものの自然な味を楽しめます。すっきりとした喉越しの良い氷に、できたての柔らかい白玉と、たっぷりの粒餡。ジメジメとした暑さを忘れさせてくれそうな、涼やかさです。


下河原 阿月
住所 京都市東山区祇園下河原通八坂鳥居前下ル上弁天町428
TEL075-561-3977
営業時間9:00〜17:30
定休日水曜(月2回連休あり)







ダブル ¥480



右京区西院の住宅街にあるジェラート屋さんがここ。店の前に鎮座する、大きなジェラートのオブジェが目印です。外観からは想像がつかないけれど、一歩中に入れば、まさにイタリア!な雰囲気。バールを思わせるようなお洒落な店内で、イタリア人のオーナーがジェラートをサーブしてくれます。散々悩んだ挙句、今回はカスタードクリームとマンゴーのダブルコーンをいただくことに。でも、後からほうじ茶なるものを発見。しかも、お客さんのほとんどが注文しているなんて、さすがはお茶好きの京都人?!次回は絶対にほうじ茶を頼まなくちゃ。
さて、肝心の味の方は、甘さが程よく、とてもなめらかでクリーミー。それでいて後味はさっぱりしているから、大きくてもぺろっといただけます。イリー社の豆を使ったコーヒー類やアルコール類なども充実しているので、ジェラートに合わせてどうぞ。


カフェラッテ
住所 京都府京都市右京区西院乾町70-1ジェミニビル
TEL075-322-2766
営業時間12:00〜21:00(金・土〜22:00)
定休日月曜
URLhttp://at-shift.net/support/caffellatte/






抹茶ゼリー ¥620


雪山 ¥1,050



東京にも支店がいくつかあるので、ご存知の方も多いはず。250年以上もの歴史をもつお茶屋さん「林屋」のカフェ1号店がここ、京都三条店です。抹茶や緑茶、紅茶や中国茶など世界各国のお茶を楽しめるのはもちろん、お茶を使った甘味や食事などの“食べるお茶”も楽しめます。「抹茶ゼリー」は、もっちりと弾力のある抹茶ゼリーの上に、抹茶のソフトクリームをトッピングした、緑のグラデーションが綺麗なデザート。ほろ苦いゼリーと、ミルキーなクリームの組合せが爽やかです。そして、お腹に自信がある人は、宇治金時に抹茶ソフトや白玉がトッピングされた「雪山」を。どんぶりサイズの器にどーんと盛られた氷は、ゆうに3人前はありそう。店員さんにも必ず「2〜3人前ありますが大丈夫ですか?」と確認されてしまうシロモノなのです。他にも抹茶きなこシェイクや抹茶むしパン、ソフグルトなど、1号店限定のメニューも充実しているから、いろいろ試してみたくなってしまいます。


京はやしや
住所 京都府京都市中京区三条通河原町東入ル中島町105 タカセビル6F
TEL075-231-3198
営業時間11:30〜21:30(L.O21:00)
定休日不定休
URLhttp://www.kyo-hayashiya.com/index.html





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