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とにかく、パンが大好き。食べるのも作るのも、そしてパンについて語ることも。 「パンは恋人です」そんな素敵なことばでパンに愛情を注いでいるのが、イラストレーターのすずきももさんです。 おいしいパンに出会うたび、“どうやって作られているのかしら” “どんな人が作っているのかしら”などと製法や素材、職人のことまでが気にかかるようになり、ついには「大好きパンの会」を結成。パン好きの仲間が集まり、毎回テーマを決めてパンを楽しむ、といった活動を10年以上も続けているのです。 そんなももさんが、いったいどんな風に恋人(パン)と過ごしているのか、大いに気になるところ! |
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大人になってから食べたカンパーニュに一目ぼれ。 初めてのパン屋では必ず購入しているそう |
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ライ麦パンにはサワークリームにビーツの酢漬けをのせて!
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ヴィエノワズリーやデニッシュの ラインナップ。どれもおいしそう! |
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サンフランシスコでは大きな サワーブレッドにびっくり |
『パン好きの毎日 おいしい食べ方・作り方』では、ももさんがこれまでに出会った、たくさんのパンと、それにまつわるエピソードが紹介されています。 “ライ麦パンにはサワークリームとビーツの酢漬けを乗せるのがお気に入り”とか“ パンとたまごは相思相愛”とおいしいパンの食べ方や簡単レシピを紹介するページがあるかと思えば、外国で出会ったパンがずらりと並んでいたり、旬の食べものとパンの楽しみ方が紹介されていたりと、どこから読んでも楽しい構成に。 そしてパンはもちろん、レシピや料理など、たくさんのかわいいイラストが満載なので、眺めているだけでも楽しくて、ほっこり優しい気分になれそう。ももさんの、パンへの愛で溢れています。 |
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大阪から白滝村に移住して農家になり、 パンの通信販売をしている「パン酵房fu-sora」 |
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自作の麦で作ったパンを自作の石窯で 焼き上げる「奥土農場 石窯パン工房」 |
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道産小麦とひと口にいっても、種類はたくさん
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コンフィチュールやハチミツなど、 パンに合わせるお勧め素材も紹介 |
もう1冊は『大好きほっかいどうのパン屋さん』。東京生まれ、北海道育ちのももさんが、「北海道産の小麦とパン」に焦点をあて、でき上がったのが本書です。 全国一の小麦産地を誇る北海道は、麦畑も多く、もっとも小麦を身近に感じられる場所。そのことに気づいたももさんが地麦のパンに目覚め、小麦の研究者や製粉会社の方に話を聞いたり、道産小麦のパンを求めて北海道中のパン屋さんを巡ったり・・・。中には、小麦を育てるところからスタートしたというお店や、自家製の石窯でパンを焼くというこだわり抜いたお店まで登場します。 もちろん、こちらの本もイラストは充実。パン、料理、職人さんなど、ひとつひとつ丁寧に描かれたももさんのイラストが、お店の雰囲気をより楽しく伝えてくれます。 広々とした小麦畑や清々しい空気を想像しながらページをめくっていると、もう気分は北海道。きっと行きたくなってしまいますよ! |
パン好きの毎日 おいしい食べ方・作り方
著者:すずき もも 発行:ソフトバンク クリエイティブ株式会社 定価:¥1,300(税別) |
大好き ほっかいどうのパン屋さん
著者:すずき もも 発行:北海道新聞社 定価:¥1,300(税別) |