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味わいを通し、さりげなく気持ちを伝えてくれる手みやげ。 おいしい話題で盛り上がり、すっかり雰囲気が和んだ・・・なんて経験はありませんか? 心を揺さぶる力。 そう、それが『手みやげ』の物言わぬ威力なのです。
以前、パナデリアでもご紹介させていただいた、「社用の手みやげ」の洋菓子編がついに発刊されました。 「社用の・・・」というだけあって、もちろんテーマは、ビジネスに役立つお菓子。 “手みやげでちょっと差をつけたい!” “こんな時、何を手みやげにすればいいの?” そんな時に、百人力の一冊です。 ビジネス・・・というと堅苦しい印象がありますが、本書を構成しているのは、小森まなみさんの軽快な文章と、カメラマン岡山寛司さん(パナデリアもお世話になっています!)の美しい写真。 スイーツ好きにはお馴染みの名作はもちろん、“へぇ、こんなお菓子もあったんだ!”という隠れた名作も紹介されており、かなり充実した内容になっています。 お菓子の紹介は、【使える手みやげ】 と 【気配り手みやげ】の2本立て。 【使える手みやげ】 では、『初対面のとき』『大事な依頼をするとき』『親睦を深めるとき』・・・という目的やシチュエーション別で、お菓子が紹介されています。 例えば、『大事な依頼をするとき』。 あなただったら、どんなものを選びますか? 本書で紹介されているのは、堂々たる風格の「オーボンヴュータン」“ガトーピレネー”や、泣く子も黙る高級パウンドケーキ、「帝国ホテル ガルガンチュワ」“オーチャード(1本¥10500!)”といったラインナップ。 |
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「オーボンヴュータン」“ガトーピレネー”は、一度はオーダーしてみたい憧れの逸品。これを手みやげにしたら、話題になること間違いなし!
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確かに、あの『ガトーピレネー』を持ってお願い事をされたら、なかなか断ることはできないかもしれませんね。 また、『お詫びの気持ちを表すとき』には、「パティスリー ル タン デ スリーズ」のパンドジェンヌ「パヴェ」がエントリー。 |
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余計な飾りがないのも、真摯な姿勢の表現になりそう
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パンドジェンヌは、アーモンドを贅沢に使ったフランスの伝統菓子。著者の小森さんいわく、「こういった正統派のお菓子は、贈る側の姿勢を代弁してくれる」のだそう。しかも、“石畳”を意味するパヴェは、「また共に、1枚ずつ石畳を敷いていきたい」という、謙虚なメッセージにも。 なるほど!今まで“おいしさ”だけで見ていたお菓子にも、こんな意味が持たせられるんだなぁと、改めて感心してしまいます。 |
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「ドゥー パティスリーカフェ」の“パート ド フリュイ”も、お詫びの場の手みやげに。甘く美しい一粒は、きっと相手の心を和やかにしてくれることでしょう
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【気配り手みやげ】では、『受け取る相手別』にお菓子を紹介。 『大人数のフロアに』 『食通の社長さんに』 『健康志向のお得意先に』と、かゆいところに手が届くようなジャンル設定になっているので、相手先がどんなツワモノでも、迷うことなくベストな一品を手に入れられるはずです。 |
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「リュードパッシー」の“キャラメル シトロン”は『大人数のフロアに』。これは、かなり粋な手みやげ! 評判がグンと上がりそう
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そのほか、有名人がエピソードを交えながら紹介する、『私のお気に入り、私の手みやげ』や、『東京デパ地下 注目のスイーツ』も充実した内容。 最後には、『配りやすい』 『女性に受ける』 『わざわざ感』・・・といったキーワード別の索引までついているので、どんなシチュエーション&相手でも、もう怖いものなしです! |
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表紙も飾る「アミティエ」の“タルトレット・セゾン”は『スイーツ好きの女性に』。うーん、おいしそう!
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とにかく、社用だけにしておくのはもったいないほど、充実した内容の一冊。 スイーツ好きのマストアイテムとして、ぜひご一読ください。 |
● スペシャル プレゼント ● 抽選で3名の方に『東京 社用の手みやげ 洋菓子編』をプレゼントさせていただきます!ご希望の方は、下記アドレスに 【 お名前、ご住所、連絡先、おすすめの手みやげとその理由やエピソードなど】 をお書き添えの上、メールをお願いいたします。 -- 締め切りました (ご応募ありがとうございました) -- |
東京 社用の手みやげ 洋菓子編 著者:小森まなみ 写真:岡山寛司 発行:東洋経済新報社 定価:1,400円(税別) |