2011年8月10日、またひとつ魅力的なパティスリーがオープンしました。場所は新百合ヶ丘。オーナーの藤本さんご夫妻は、「グランドハイアット東京」で腕を振るっていたお二人。ご主人の藤本智美さんは、あの2007年、フランス・リヨンでの「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」で、日本チームを優勝に導いた凄腕シェフでもあります。そして藤本シェフの、仕事においても人生においても最愛のパートナー美弥さん。彼女も2008年、パリで開催された世界初の男女混合チームによるパティスリーの国際コンクール「ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレ」で、準優勝を果たしたという実力派なのです。 スイートアートデザイナーでもある美弥さんの描く、壁の子豚のイラストは、とても夢がありかわいらしいもの。ケーキ屋さんが夢を売る仕事だということが、しみじみと伝わってくるようです。店内を飾る仔豚のキャラクター「遊羽」ちゃん。どうして仔豚をキャラクターに?・・・と藤本シェフに尋ねてみると、「豚は、多産で繁栄と幸福のシンボル。名前は、楽しそうに遊んだり飛んだりしているイメージでつけました」とのこと。 伺った日、外を保育園の子供達が列をなして歩いていました。その子供達に、お店から藤本シェフが手をふっている姿を見て、幸せを呼ぶケーキ屋さんの誕生を感じました。 お店は間口も広くて広々としています。色とりどりのおいしそうなケーキたち、焼き菓子も充実しています。 子供から大人までが幸せになる「エチエンヌ」。人間に一番近いところにいる天使、まさにそれがこのお店なのかもしれません。 (2011.09)
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![]() | リベルテソヴァージュ ¥550 クープ・デュ・モンドで優勝したアントルメを、プティガトーにアレンジ。まったりと濃厚なチョコレートのムースと、バナナのねっとりとした甘さ、それでいてしつこさがないキレの良さ。まわりにグラッサージュされたキャラメルのコクとほろ苦さ、クルミのヌガチンのカリカリ感と香ばしさもいいアクセントになっています。いくつもの味が重なりながら、全体にまとまりのあるおいしさに仕上がっているところがさすがです! |
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プルミエール
¥520 ほどよいラズベリーの酸味と紅茶の香りが上品で、コクのあるショコラに軽さを与えてくれます。フィヤンティーヌのサクサクッとした食感も心地よく、するすると口溶けのいいクレームショコラとのバランスも見事です。アーモンド風味豊かな側面のマカロン生地も、それだけで完成されたおいしさです。 |
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白ピアノ
¥480 総合芸術の街をイメージしたという白ピアノ。かわいらしい真っ白なピアノ型に、はっとする真っ赤なフランボワーズが美しい。ホワイトチョコレートのムースの中には、やさしい味わいのイチゴのジュレとコンフィが。ホワイトチョコのしっかりとした甘さと、全体のやさしさがよく合っています。 |
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オレンジマルキーズ
¥480 まったりとコクのあるチョコレート生地にオレンジの清々しい香りがふんわりと漂います。トップのキャラメリゼされたヘーゼルナッツが、カリカリと香ばしく、生地の間にもナッツが入り、とてもいい食感を生み出しています。生クリームは軽めで口溶けのいいもの。全体にふわっと香るオレンジが、洗練された印象です。 |
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遊羽クリーム
¥200 かわいい仔豚のキャラクター「遊羽」ちゃんの名前がついたシュークリームは、サクッと軽いシュー生地に、バニラがしっかりと効いたとろりとしたクリームがたっぷり。塩味もほどよく、バランスよく仕上がっています。この他にも「ぶたのおしり」というネーミングのシューもあり、そちらも魅力的です。 |
パティスリー エチエンヌ
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住所 | 神奈川県川崎市麻生区万福寺6-7-13 マスターアリーナ新百合ヶ丘1F |
TEL | 044-455-4642 |
FAX | 044-455-4643 |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
定休日 | 水曜 |
アクセス |
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