復活祭を祝うヨーロッパの伝統菓子“ニー・ドゥ・パック”や、サクサクした食感の“ミルフィユ”・・・。 アットホームな環境で本格的なお菓子作りを学ぶことができる近藤冬子さんの教室が、14年目を迎えた今年の4月、「ラトリエ・デュ・グー」と名前を改め、新たなスタートを切りました。 いわゆるお菓子教室よりも一歩踏み込み、素材や工程に触れることができる場所にしたい・・・という想いから、“ラトリエ(工房)”と名付けられた「ラトリエ・デュ・グー(味覚の工房)」。 リニューアルを記念し、ラトリエでお披露目パーティがあると聞き、さっそくお邪魔してきました! いったい、どんな内容になっているのでしょうか? |
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お祝いに駆けつけた面々には、パティシエはもちろんパン職人、料理人の方々も。厨房では「アトリエ・ドゥ・テテ」の高崎シェフがデザートを担当していました。さすが近藤先生、顔が広い!
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テーブルの上には、「ラトリエ・デュ・グー」スタッフ お手製のお料理がずらり |
著書「ベルギーお菓子物語」を読んだ方は、近藤冬子さんといえばベルギー菓子を思い浮かべるかもしれませんが、それだけではありません。ニューヨークで生まれ、フランスとベルギーでパティシエの修業を積んだ経験から、フランス菓子、ベルギー菓子、そしてアメリカのお菓子までと、幅広いジャンルのお菓子に精通しています。
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近藤冬子さん。ニューヨークで生まれ、その後、アメリカ、メキシコ、日本へ。ベルギー国立食品専門学校を経て、ベルギーやフランスなどで7年間修業後は、東京「ルノートル」ほか、代官山「レストラン・パッション」のシェフパティシエにも。あの「料理の鉄人」に登場したこともあり、「ベルギーお菓子物語」(東京書籍)など著書も多数
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今回のリニューアルで大きく変わったのは、厨房部分。デモを見たり、試食をしたりする教室部分は、以前の雰囲気をいかしていますが、大きく広げた厨房スペースにはオーブンやホイロなどの機材が並び、まるでパティスリーの“ラトリエ”のよう。
「今までよりも動きのある教室にしたいと思っているんです。間近で工程を見たり、実際に生地に触れたりしてもらえるような内容になっているんですよ」
手元が良く見えるよう、大きな鏡も取り付けられ、いっそうデモの様子がわかりやすくなりました。
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外には緑が見え、ここが渋谷とは思えないほど。落ち着いた雰囲気の中で、本格的な洋菓子を楽しむことができます
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「フランス菓子というと、どうしても敷居が高い印象があるけれど、もっと身近に家庭的な雰囲気で楽しんでほしいと思っています」
と近藤先生。
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やさしさの中にも、酸味や甘みがしっかりした力強い味わい。こんなケーキを作れたらいいですね!
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もっと気軽に楽しく・・・というコンセプトのもと、新しく設けられた"グゥテ"のコースでは、パウンドケーキやアップルパイなど、おやつ的なものがテーマ。基本的にはデモンストレーションを見る形ですが、例えば、生地を絞ったり、泡立てたりといったポイントの作業は一緒に体験できるようになっています。
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パーティ会場に並んだ焼菓子。写真左は、"クラシック"のレッスンで学ぶ発酵菓子の「タルト・シュークル」。プリンを思わせる、やさしい味わいがクセになりそう!
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そして、今回受講者の声に応えて新たに新設されたのが、“プラティックコース”。“グゥテ”、“クラシック”、“クレアシオン”のいずれかを10回以上受講した人を対象にしたコースで、実習の部分が強化されているのが特徴。各自1台分のお菓子を作成し、フランス菓子の基礎から応用までをしっかりとマスターできるようになっていて、終了時にはディプロムも授与されるというもの。もう一歩踏み込んでお菓子を学びたい、プロを目指したいという方向けの内容になっています。(※ 詳細は下記をご覧下さい)
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アトリエには修業時代のアルバムや珍しいスペキュロスの型も飾られています
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心安らぐアットホームな雰囲気の中、素材の扱い方、仕込み方、焼き方などを総合的にじっくり学ぶことができる「ラトリエ・デュ・グー」。丁寧に作る出来立てならではの"味覚"を、楽しく学んでみてはいかがですか?
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コースの内容について
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L'atelier du goût ラトリエ・デュ・グー 近藤冬子の洋菓子教室 |
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住所 | 東京都渋谷区南平台町11-17 |
Tel&Fax | 03-3461-3706 |
URL: | http://www.la-chouette.jp |
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