9月14日発売のTokyo Walkerにモンサンクレール 辻口 博啓さんとわがパナデリア三宅 清による対談の様子が掲載されることになりました。 テーマは秋の「和ザート」と9月8日にオープンする辻口さんのニューショップのこと。 これは聞かずにはいられない!そこで無理を言って対談現場に立ち合わせていただきました。ちょっぴりですがその様子をご報告します。 |
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そして9月6日、一般公開に先駆けてレセプションが行われました。 | ||
玉川高島屋の本館地階フーズギャラリー内でひときわ目立つ一角が『和楽紅屋』。いわゆるデパ地下のケーキ屋さんとは違い、1つの専門店となっています。 異彩を放つこの店構えは、「和楽紅屋のコンセプトが決まると、"彼しかいない"とすぐにデザインをお願いした」という、辻口さんお気に入りのデザイナー竹原氏による設計。色々な風合いの自然木が外側をぐるりと囲み、一見中は見えません。「京都で和菓子屋さんへ行こうと思うと、結構細い道をくねくねと歩いていくじゃないですか。おいしいものにたどり着くまでの楽しみというか、それを再現したかったんです。」という辻口さんのコンセプトそのままに、光のこぼれる細い入り口を入ると、目の前にパッとショーケースが広がるという設計になっています。 他にも、七尾の"鉛色の空"をイメージした鉛を使った壁周りの装飾や、その上に広がる青い空のような天井などあちこちに楽しみが隠されています。 |
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ご存知の通り、辻口さんのご実家は石川県七尾の和菓子屋『紅屋』。三代目として生まれた辻口さんですが、二代目が知人の借金を背負ってしまったため、残念ながら閉店してしまったのです。 |
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それだけに、幼い頃の思い出"赤とんぼ"をイメージにした、どこか懐かしさのある作りになっています。 |
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それから19年。"あの時自分にもっと技術があったら、もっと力があったら・・"と常に紅屋閉店を悔やんできた彼。"モンサンクレールは紅屋の再建のつもり"と言ってきた彼ですが、やはり今回紅屋オープンへの想いは一塩。 |
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さて、気になる商品をご紹介します。 メインは「和ラスク」。辻口さんらしいのは、味噌や黒ごま、黒糖などの和素材を使いながら"和"という枠にとらわれずに、その素材の良さを引き出しているところ。 特に「みそラスク」は、みそのこっくりした甘味とバターのコクがとてもよく合います。みそ、といっても五穀味噌、赤味噌、麦味噌の3種をブレンドしているので深みのあるおいしさです。 |
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和ラスクには、フランスパンで作ったタイプと、リファリーヌ(米粉)で作ったタイプの2種類がありますが、面白いのは「餡」をディップするところ。小豆の形を残し、さらったした甘味の「餡」は、豆の味がしっかりと残っていて力強い味わい。"餡"というよりも"ジャム"のようにトッピングすることで、新たなおいしさが生まれます。 | ![]() |
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![]() 和ラスク プレーンラスク \84 しょうゆラスク みそラスク ごまラスク ココナッツラスク 黒糖ラスク アイヨリ唐辛子ラスク \105(1枚入り) ゆずのラスク クルミとレーズンのラスク \158(2枚入り) |
水まんじゅう カシスとショコラのムース入り水まんじゅう バニーユ餡水まんじゅう すだち餡水まんじゅう アールグレイショコラ水まんじゅう プラリネバナーヌ水まんじゅう フィグ(いちじく)餡水まんじゅう \315 |
もなか アマンドもなか 黒ゴマもなか \189(2枚入り) |
フィナンシェ 金色 \189 |
ダクワーズ 若草 \126 |
そして最後のお楽しみがおみくじ! 「デパートの地下というと、どうしても無機質なイメージがある。和楽紅屋は、買うこと自体が楽しくなるような場所にしたかったんです」という言葉通り、こんなところにも遊び心が隠されているんです。ちなみにパナデリアが引いたのは、特大トンボの『大吉』!最後までワクワクしながら、辻口ワールドを後にしました。 | ![]() |
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住所 | 東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川高島屋 本館B1 |
TEL | 03-5491-2751 |
アクセス | 田園都市線、大井町線『二子玉川駅』 |