そろそろ街は秋の気配、ショコラのおいしい季節がやってきました。
パナデリアでもここ数年の"ショコラ"の勢いには感心するばかり!海外、日本両ショコラティエの新しいショップが続々とオープンし、何かと話題になりました。
そんな中、パナデリアに『GODIVA』から新作発表会の招待状が届きました!
ゴディバといえば、日本の高級チョコレート時代の旗手として知らぬもののない有名店。
日本での初店舗は1972年、古きよきベルギーショコラならではのミルキーな甘さにファンの方も多いはず。
そのゴディバが9月からブランドイメージを一新。"これまでのゴディバのラインナップとは一味違ったコンセプチュアルなショコラ"を発売するというから、これは気になるところ。
早速、発表会へ行ってきました!


《火》《水》《土》《風》それぞれをイメージしたダンサーが登場し、イメージ映像と音楽に合わせてダンスを披露!


ショコラの新しい楽しみ方として、ワインとの組み合わせを提案。
今回用意されたのはシャンパンと、デザートワインとして知られるソーテルヌ。ショコラを口に含んで香りを楽しむ→ワインを含む→もう一口ショコラ、といただくのが通の楽しみ方。ソーテルヌのまろやかな甘みとショコラの組み合わせはぜひおすすめです!

ショコラは元来薬として珍重されてきたもの。コンセプチュアルなこの1粒を口に含めば、味だけでなく、古の叡智を味わえるかも知れませんよ。







キャトル・エレマンとは、フランス語で「4つの元素」の意。古代ギリシャでは《火》《水》《土》《風》が万物の構成要素とされ、常にサイクルするものと考えられていました。
人間にも同じようにサイクルする気分―情熱、リラクゼーション、活力、集中力があります。重なり合う4つの"エレメント(元素)"と"気分"を、味とスタイルで表現したのが今回の新作ショコラです。




新しいゴディバを感じさせる斬新な色と柄のショコラ。

エレメント

癒し効果

味わい


火 feu/fire

passion
(情熱を高める)
まったり感のあるビターチョコレートの風味の後に、ふわっとショウガの香りが広がる。カイエンヌペッパーの辛味もピリリと効いて、爽快感のある後味に。


水 eau/water

relaxation
(リラクゼーション)
ホワイトチョコレートとハーブのディルという新鮮な組み合わせ。ディルの風味がしっかり主張しているが、意外にもミルキーなホワイトチョコレートとの相性が良い。


風 vent/wind

vitality
(活力を与える)
次々と訪れるスパイスの香り、そして最後に広がるカレーの風味。カレーといってもいやらしさはなく、ダークチョコレートもキレのある味わい。


土 terre/earth

concentration
(集中力を高める)
ベルギーチョコレートらしいミルキーな甘さのチョコレートがベース。ローズマリーの香りが強く、集中力が高まると同時に心も癒されそうな。



キャトル・エレマン
発売開始:2004年10月1日(金)〜
取扱店:全国の有名百貨店内ゴディバショップおよびゴディバブティック
価格:キャトル・エレマン4粒入り(税込 1,470円)、8粒入り(税込 2,730円)
お問い合わせ:ゴディバ ジャパン株式会社 TEL:03-5447-6540(代)










● 今回、ついにGODIVAが動いたな、という印象を受けたのですが

実際には2年前から動き出しました。ただ、なにぶん規模が大きいため、足並みを揃えるのに時間がかかりました。でも、実はプリンティングは2000年からはじめているんですよ。当時はもっとおとなしいデザインでしたが、今は技術が進歩して繊細で多色なデザインが表現できるようになっています。


● テイストなどについて、日本のマーケットの動きをどうのように捉えていますか?

開発はグローバルに進めるようにしています。我々はメガトレンドと呼んでいるのですが、日本やヨーロッパを含め全世界的なトレンドの洗い出しをし、テーマをどんどん絞りこんでいきます。そしてテーマが決まると、どんな味にしようか、形はどうしようか、という風に具体的な話が始まります。
1年間に大型の3つくらいの新製品を決めてディスカッションするのですが、今回のキャトルエレマンもこの方法で決まりました。それ以外に、伝統的なものをアレンジするタイプの商品もあります。
常に向こう3年分くらいの新製品のアイデアを考えているんですよ。


● スパイス使いについて、日本のブームを意識しているのでしょうか?

そうですね、日本でもスパイスはずいぶん浸透していますね。でもこれは、あくまで『4つの要素』というコンセプトがあって、そこから考えられたフレーバーです。実は、今回のカレー風味のショコラは、最初はもっと香料がきつかったんですよ。ベルギーからの試作品に対し、日本としてどう思うか?という意見交換をしながら最終的な味作りをしていくのです。


● 飲み物との組み合わせという提案が興味深かったのですが

うちのマスター・ショコラティエを勤めるジャン・クロード・シブレもよく言うのですが、ワインとショコラは良く合いますね。ニューヨークではゴディバのワインとチョコの集まりがあって、その時にはテーブルにワイングラスが20〜30種類も並ぶんです。"これどう思う?"という風にチョコレートとの相性を考えながら片っ端から飲んでいく、もちろんセレクトは専門家によるものです。
今回はソーテルヌを選びましたが、トロッとした甘さよりも少し軽さがあるタイプで、チョコレートとよく合ったのではないかと思います。それから、シャンパンは飲まれましたか?日本では手に入らないもので、3本だけ手に入ったものなんですよ。
ヨーロッパではビバレッジのテストをしており、10店舗ほどに限定してショコラショーなどの販売を始めています。近い将来、日本でも飲み物とチョコレートを一緒に提供できる場がつくれればと現在模索中です。


● 今回の発売のタイミングは世界共通ですか?

はい。日本とヨーロッパでは同時の10月1日発売となります。


● 味も世界共通なのですか?

はい。各国の声を聞いて作っているので、日本向けというのはありません。でも、これからはそうなってもいいのかもしれないですね。
それから、アメリカのゴディバのショコラが甘い、という話しもありますが、世界共通の粒についてはレシピ自体は変えていないと聞いています。


● 今後のことについてお聞かせ下さい

実は冬に更にびっくりするような新商品を用意しているんですよ!楽しみにしていてください!