厳しい寒さも峠を越し、街はすでに春の装い。ショコラ一色だったスイーツの世界にも、目にも舌にも爽やかな春のコレクションが登場しています!
パナデリアでも度々ご紹介しているアンリ・シャルパンティエでは、一足早く2005年春夏パリ・コレクションを発表。常にファッショナブルな色やデザインと、クリストフ・フェルデール氏とのコラボレーションによる新しい味で私たちを魅惑するアンリ・シャルパンティエ。今回のテーマは、「誘惑!!!  スポーツと食いしん坊の楽しみ」というもの。食いしん坊はわかるけれど、スポーツとは一体・・・?!
春の日差しが待ち遠しくなるようなコレクションをご紹介します!










今回の新作ケーキは全部で5種類。全体的に酸味をキリッと効かせ、いくつかのフルーツの風味を組み合せた爽やかな味わい。目にも楽しい魅惑的な形と、黄色やピンクなどの明るい色合いに心が弾みます。

コレクションの説明に興味津々

爽やかな飲物がサーブされます
また、前回同様ケーキのおいしさを引き立てるための飲物"マリアージュ・ドリンク"の提案もあり、軽やかなケーキにぴったりのハーブやフルーツなど爽やかなフレーバーのお茶が多いのが印象的でした。








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今回のテーマ「スポーツ」の謎を解くのがこれ!黙って置いておいたら間違えてしまいそうなほど、形も色も本当のテニスボールにそっくりなケーキです。
気になる中身はアプリコットのジュレを核にパッションフルーツのクリーム、バニラムースを、下部にはパート・シュクレ、上部にはホワイトチョコレートで包み込んでいます。表面はテニスボールの起毛感に似せて、ホワイトチョコレートをピストレし、白の縫い取り線は粉糖で描くというこだわりには感動すら覚えます。テニスの爽やかさを思わせるキレのある酸味が心地よく、一緒にサーブされたシャンパンの細かい気泡とフルーティな甘みととても良く合いました。



断面はこんな風になっています!




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一口で気分は南国!というトロピカルな味わいのケーキ。ココナッツのダクワーズ生地の間にマンゴーのムースという組み合せは今では珍しくはありませんが、その中央に入っているパイナップルのコンポート、フランボワーズ、そしてマンゴーとライチのジュレがとても魅惑的な味わいなのです。そしてこのケーキには、あるヒミツがあります!上に飾ってあるライチの種になっているのは実はローストしたヘーゼルナッツなんです!間違ってよけてしまわないよう、気を付けて食べてくださいね!
合わせた飲物はパラダイス・ティー。マンゴーやパパイヤそしてチェリーなどのフルーツの味わいは、まさに楽園!エデンの園"le jardin des delices"と南仏サント・ロペの美しい広場"Place des Lices"を掛け合わせているというネーミングにもぴったりです。





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春から夏のフランスの美しい田園風景をイメージしたという落ちついた色合い。ですが、味はライムの酸味がキリッと効いてパンチのある味わいです。そのライムの酸味を柔らかく受け止めるのが、ヌガーチップの入ったヌガームース。上面にはフロランタンとホワイトチョコレートが飾られています。カリカリとした食感と甘みが心地よく、全体をまとめる良いアクセントになっています。ヌガームースは大地、ライムムースは萌えいずる緑を表現しているのだそうですよ。
合わせた飲物は、レモンの皮と乾燥ヴェルヴェーヌ(くまつづら)を一緒に抽出したハーブティ。緑を思わせる清々しい香りです。





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どちらかというと冬のイメージの強いキャラメルですが、春夏向けにほんのり塩味とフルーティさを加えて軽さを出しています。キャラメルムースの中に忍ばせた、グレープフルーツの皮のコンフィの苦味が甘さを抑える役割に。ムースの下は、グレープフルーツのジュレ、オレンジのコンフィ、フランが入っています。一緒にいただいたのは、カヌレというキャラメルとヴァニラ風味の紅茶。異なる味わいのキャラメルが楽しめます。





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"ローズ色の太陽"の名前を表すような、太陽の輝きをイメージしたホワイトチョコレートのトッピングが目を引きます。甘さのしっかりとした苺のムースを主体に、レモンクリームとルバーブのコンポートの酸味が全体を引き締めています。全体にピストレされたイチゴミルクのような風味は、どこか懐かしい味わい。合わせた飲物はタンドレスという、バラ、レモングラス等を使ったハーブティー。さっぱりしたハーブの風味が、ケーキの甘さと良く合っています。





おみやげにマカロンをいただきました!

発売期間:2005年3月1日〜8月31日
販売先などについては下記ホームページをご覧ください
www.henri-charpentier.com