静岡県袋井産クラウンメロンのタルト〜Tarte au Melon〜 〜 商 品 概 要 〜
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2月16日、ヴァレンタインデーも終わり一息ついたこの日、銀座「キル フェ ボン」では、贅沢にもクラウンメロンを一玉半も使ったというタルトの新作発表会が行われました。 「キル フェ ボン」といえば、フルーツを使ったタルトで有名なお店。記憶に新しいところでは、昨年夏に発売されたマンゴーのタルトは、なんと1カット1800円という高額な値段に驚かされました。しかし、フルーツ好きなら、この値段が決して嘘ではないことはわかるはず。おいしいマンゴーを買おうとしたら、それこそひとつ何千円の世界。さすがにそこまで自腹は切れないという方には、ケーキに乗った本物の高級フルーツというのは、意外なお得感を覚えさせるもの。 と、前置きが長くなりましたが、今回のこのクラウンメロンも、フルーツ屋では棚の上の方に、桐の箱に入って大事に並べられているような代物。私たちのような(皆さんもまきこんで失礼)一般人には、病気にでもならない限り手の届かないもの。そんな高級メロンの代名詞でもある「クラウンメロン」を1ホール(25cm)で、1.5玉も使っているというのだから、この値段も納得せざるを得ない。 しかし皮肉なことに、昨今の日本の経済状態の中で、このメロンの需要の低迷は否めないそうだ。そんなわけで、これでは、いけない!と思った静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所が、女性に人気のケーキ店「キル フェ ボン」と組んでクラウンメロンのブランドを再構築するため、今回のこの「静岡県袋井産クラウンメロンのタルト」の販売に踏み切ったというわけ。 |
そして、今回の試みがいつものキル フェボンのフルーツタルトと大きく違うのは、この試みが生産者と直結しているということ。いつも大事に作っている自分たちのメロンがどんなふうに最終的に食べてもらえるのか・・・それがわかることは、生産者の方々にとっても、大きな励みになるはず。 そんなわけで、この日の試食会は、静岡県東京事務所の広報部長の方からのご挨拶や、クラウンメロンの生産者の中で32歳以下の方たちで作っている青年部から代表で永井さんという方がご挨拶をしたり、もちろんキル フェ ボンのパティシエの方からのご挨拶もあり・・・というかなり「でどこ」のはっきりした試食会となりました。 |
さて、肝心の試食ですが、 その贅沢な見た目にまず笑みがこぼれ、メロンの甘い香りに誘われてフォークをつきさすと、やっぱり高級メロンねという味がやってきます。メロンの甘みを引き立たせるために塩気を強くしたというタルト生地。クリームを主張せず、メロンの風味を活かすために生クリームを加え、味わいをやさしくしたカスタードクリーム。メロンの食感がやわらかいので、間にはやはりやわらかい感触のスポンジが敷きこまれているという、とにかく主役のメロン様のじゃまはすまい!という決心にあふれた脇役たちが、見事にその役割を果たしている感じ。 |
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このクラウンメロンのタルト、販売予定は4月からとのこと。もちろん自然のものなので、人間の都合に合わせられない自然の都合があるはず。4月になったら、ぜひ「キル フェ ボン」に販売の確認をしてから出かけてみて! |