ベッカー　

１９９７年１１月に取材をさせていただいた『ベッカー』、今回久しぶりにまた取材をお願いしてみました。『ベッカー』といえば、ドイツパンのイメージですが、フランス系のパンも美味しいので、今回はそちらのパンを中心にご紹介します。それにしても本当に稲葉さんのパンはどれも美味しい。特に粉の使い方が見事なんですよ。すごく上手！。パン屋さんを始めた理由は、「体をこわしたあと、健康のため朝早く起きる仕事がしたかった。豆腐屋とかも考えたけど、水が冷たいしね。だからパン屋にしました。」とおっしゃる稲葉さん。よかったです。選択は大当たりです。おかげで幸せな人がたくさんいます。ありがとうございました！！

	クルミレーズンスティック ￥２００ 重いと思ったら意外と軽く、香ばしく焼かれたクラストも美味しい。クルミの香り、レーズンの甘みが粉と一体になって、溶けていく感じ。クルミの旨み、レーズンのみずみずしさと生地の酸味とのバランスが素晴らしい。
	バタール ￥１８０ ひきの強い生地。本当に口溶けの良いクラム・・というか粉自体が口溶けがいいという感じ。焼きたてが命のこのバタール、塩気も程よく美味しい！
	ブリオッシュ ￥２５０ 生地はあくまでもふんわり。これも口溶けのいい食べやすい生地です。バターの香りを前面に出さず、どちらかというと卵の味が強く感じられます。しつこさを感じさせないリッチさですが、コクは充分伝わってきます。
	クロワッサン ￥１３０ 層が美しい。口に含むとサラサラと溶けていく感じ。焼きがしっかりしているせいか、香ばしさもあり、とても美味しい。これもコクがあるのにさわやかな印象でお薦め！
	レーズンボール ￥１５０ レーズンがみずみずしく、チーズを食べる時に合いそう。かりっと焼いてもいいかも。生地はリッチな味わいで、食べやすく美味しい。

住所	東京都新宿区牛込北町２１
TEL	０３−３２６８−２８１８
営業時間	７：３０〜２０：００
定休日	日曜日
アクセス	営団地下鉄有楽町線・市ヶ谷駅下車徒歩３分
その他	予約可。一部商品宅配可。